こんにちは、ウサギ飼いとして早くも15年以上のキャリアを誇るベテラン(なのか?)のshirousagiです。
先日、こんな動画を見ました。
TOP5の詳しい内容は動画をみていただくとして・・・
ほんの少しだけネタバレをすると(そうでないとこの先の話が出来ない)
このまこなり社長が述べている不幸になる買い物の第1位は
「ペット」
です!
そう、犬や猫や小鳥やハムスターや・・・そしてウサギ!
「買うと不幸になる」というのは言い過ぎかと思いますが、ペットを買う、飼うのならこれから先、自分の自由な時間とお金が減るよ〜〜それでもいいの?と覚悟していただきたいな、と思っています。
私はウサギ飼いなのでウサギを飼うとどれだけ自由な時間とお金が減るのが紹介します。
ウサギを飼いたいな〜と思っている方、特にまだ自粛ムードで自宅にいる時間が長くてペットに癒されたいと思っている方、本当に癒されるのか、自由を奪われて困ることになるのか、考えてからペットをお迎えしてくださいね。
時間を取られる
まずはペットがいるために必要とされる時間です。
世話をする時間
まずはこれですね。ペットの動物は自分でトイレ掃除や餌の調達が出来ないので当然飼い主が行います。
子供が「可愛いからうちでもウサギを飼いたい!」と言った時には、その仕事を本当に子供が責任を持ってするか、確認しないと・・・すぐに親の仕事になります!
動物病院へ行く時間
動物が元気でも定期的に病院に行って健康診断や予防接種を受けさせなければなりません。
近所に動物病院がなければ遠出しなくてはならないことも!
ペットが病気になった時に看病する時間
ペットは家族の一員です!病気になれば看病しなくてはなりません。
「薬をここにおいておくから1時時間後に飲むのよ!」なんて事出来ません。
しかも動物には「今、自分は病気で、これからもらう薬は苦くても飲まなければならないんだ」なんてわかってくれません。
我が「ウサギの部屋」のウサギさんたちにも
- ・目を怪我してしまって「1日3回点眼」(ウサギを捕まえて目薬を差します)
- ・体が弱って、強制食餌
- ・尿路結石で点滴(ウサギを捕まえて、点滴の針を差します)
など、一体何度経験した事でしょう!
朝は忙しいから夜まとめて・・・なんて事はできません。医師に指示された時間に指示されたように薬を与えるなりしなくてはならないのですよ。
ペットが病気になった時に病院に連れていく時間
現実では大変なのはこれではないでしょうか。
ペットの具合が悪くなったらすぐにお医者さんのところに行く事が可能であるか
です。
特にウサギの場合、具合が悪くなってもウサギはそんな様子をすぐには見せません。
「なんだか元気なさそうだな・・・」と人間が気が付く頃にはすぐにお医者さんに見せなければ命取り、というケースが多いのです。
ある意味、赤ちゃんを育てているのを同じですよね。
ペットは可愛いけれど、一生赤ちゃんのように人間が世話をしてやらないと生きていけません。
経済的に負担がかかる
ペットそのものを購入するにはあまりお金を払わなくても買う事、手に入れる事は出来ます。
ブリーダーから購入しても(ドイツではペットショップではあまり動物は売られていません)ウサギだと雑種なら25ユーロ(約3000円)くらい出せば手に入ります。
が!!です。
サークルやトイレなどの設備
まずはウサギの場合だとトイレやサークル、牧草入れや水やりなどを購入しなくてはなりません。
ペットに与える餌と水
水は水道水で良いとして、餌は腐っていないものを与えなければなりませんよね。
我がウサギの部屋では毎日2回、新鮮な野菜やハーブが与えられます。
我が家では週に2回ほどネットスーパーで野菜を配達してもらっています。ネットスーパーを利用している理由が「ウサギの餌のため」という・・・
庭に生えるたんぽぽやハーブも与えていますが、それだけでは不足します。野菜購入費もばかになりません。
そしてもちろん、牧草も。
トイレのワラなど
他に消費するものとしては、トイレに敷くオガクズとワラです。
衛生上、出来るだけペット用のものを使ってください、とアドバイスを受け、畑でワラ山積みになっているのを見てもじっと我慢して、ペットショップでウサギ用のワラを購入しています。
トイレに敷くものは頻繁に新しいものに変えて、汚れたトイレをそのまま動物が使わなければならないといったことがないように。なので(トイレ掃除も頻繁に行うので時間も取られますが)ワラなどにもお金が飛びます!
病院の検査代や治療費
これも計算しておかなければなりません。
我が家のウサギさんは年2回の定期検診&予防接種代、そして病気になった時の治療費がかかっています。
エアコンの電気代
最後に・・・
エアコン代!です。
うさぎさんは暑さに弱いので日本だと外飼いは無理かと思います。室内飼いですね。そして、夏はほぼ一日中エアコンのお世話になることを覚悟しなくてはなりません。
室温25度を超えるとウサギにはとても暑くて辛く、29度を超えると熱中症にかかる危険性大!です。(なんたって、毛皮をまとってますからね〜)
我が家のウサギ部屋にもエアコンがあります。
ドイツの夏も暑くなり、家の上階にある「ウサギの部屋」は日中の室温は 26度以上になることも珍しくありません。
夏は日本ほどは長くないので、その暑い期間だけ、例えば地下室など涼しい場所にウサギの部屋を引っ越す、というのも可能です。
が、(特に我が家のウサギはシニアさん)環境を変えすぎるのもウサギにはストレス。しかも地下室ともなると湿度が高くなり、これも不健康ですよね。
そこで冷房です。
我が家では人間は冷房のない部屋にいても、ウサギは冷房のかかった部屋でのんびりしています。
贅沢だな〜〜と思いつつ、可愛いので許してやって、人間は汗をたらたらと流しつつお仕事して、お金稼いで、ウサギに貢いでいます!?
それにしても・・・これを書いている今も「ウサギの部屋」は冷房がかかっているのですが、電気代の請求書が来るのが怖いな・・・
家に赤ちゃんがいるのと同じように世話に時間を取られますが、さらにシニアになると「介護」が待っているかもしれません。
それでも・・・ウサギを飼い始めて15年、本心を言うと
可愛くて可愛くて、不幸になった気はしない
のですけどね。
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