世界的にはまだまだコロナの感染者数が増加していますが、もうすぐ夏休みのドイツです。
このコロナ禍のためにここドイツでも3月中旬から5月始め頃までは学校は臨時休校。
5月初めから徐々に学校の対面授業が再開されました。そして、6月15日からは小学校はコロナ以前のように毎日授業をしています。
と言っても、NRW州はあと2週間で夏休みに突入します。
3月からあれだけ授業がなかったのだから、夏休みは返上なのかな?と思っていたら、なんと平常通り、予定どおり6週間あります。
(州によって日程は違いますが、私が住んでいるノルトライン=ヴェストファーレン州は6月29日から8月11日までが今年2020年の夏休みです)
もうすぐこちらは予定通りの夏休みが6週間ほどあります。高校生の生徒さんに「日本の学校の夏休みはコロナで休校だったから2週間くらいになっているんだって。」と話たら
— shirousagi@ドイツ (@shirous79229247) June 13, 2020
「え?でもバカンスの予約はどうするの?」と。
そうかあ。どの家庭もバカンスの予約を入れているのが当たり前なのか。
先日、上記のツイートをしたのですが、日本の学校は夏休みが短縮されたんだって!と話すと
「バカンスの予約はどうするの?」と。
世の中、何があっても学校がそれまでお休みでも、
夏休みは長期休暇でバカンスに行く!
と言うのが人生の最大の目標のようなドイツですね。
この夏休みのバカンスに先立って、今週6月16日からドイツからヨーロッパへは再び自由に行き来できる様になりました。
そして、ドイツ人にとっては大人気のバカンスの島、マジョルカ島にテストとして、ドイツ人のバカンス客が上陸しました。
(マジョルカ島はスペインです)
今年の夏もこれまで通りにバカンスに出かけられる!
・・・と喜ぶにはまだ早く、日本などヨーロッパ以外の国には簡単に自由に行き来出来ません。
と言う事で、すでに休暇旅行を計画、予約していた人はキャンセルして払い戻しを受けたり、予約変更をしたりしている人が多いようです。
さて、日本語でも最近は「ベランピング」と言う言葉があって、ベランダでアウトドアライフを楽しんでいる人がいるそうですね。
今年の夏のバケーションはドイツでもバルコニーで!と
Urlaub auf Balkonien (Urlaub in Balkonien とも)
が、ちょっとした話題です。
Urlaubは「(有給)休暇」と言う意味ですが、それに伴って、「休暇旅行をする」と言う意味になっています。
バルコニーはドイツ語で「Balkon」(バルコン), 男性名詞です。(der Balkon)
Ich trete auf den Balkon. (私はバルコニーへ行く)
などと使います。Veranda(ヴェランダ、die)と言う言葉もドイツにもありますが、Balkonの方がよく使われています。
ここで、先ほどの単語、休暇旅行先の
Balkonien (バルコーニエン)
どうして「Balkon」と言わずに「Balkonien」かって?
ドイツで人気のバカンス先、休暇旅行先の「Italien」イターリエン(イタリア)、「Spanien」シュパーニエン(スペイン)と言う言葉に似せて作られた、言ってみれば造語です。
とはいえ、もう「DUDEN」に掲載されているのですよ。
- (DUDEN(ドゥーデン)=ドイツ語の辞書であり、正しいドイツ語の綴り字を決定している正書法辞典
このBalkonienに続いて、
- Terrassien(テラシーエン)、テラス(Terrasse)から
- Gardenien(ガルデニーエン)、庭(Garden)から
と言う言葉も聞かれる様になりました。
バカンス先はテラスだったり庭だったりと言う事ですね!
もっともこの2語はDUDENには載っていないようですが、バカンス旅行が出来ない期間が続けば、そのうち正式なドイツ語になるかも??
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