ドイツのバイエルン州・ミュンヘンで開催される世界でも最も大規模な祭りである「オクトーバーフェスト」が無事終了しました。
オクトーバーフェストの開催期間
今年2025年のオクトーバーフェストは9月20日(土)〜10月5日(日)。
毎年、10月の第一日曜日を最終日とする16日間に開催されます。

10月3日が「ドイツ統一の日」で祝日になってからは、もし第一日曜日が10月1日か2日になれば、3日を最終日にしているそうです。(最長で18日間になる)
来年2026年は9月19日から10月4日です。
オクトーバーフェストの開催される場所
ミュンヘンの広大な「テレジエンヴィーゼ」(Theresienwiese)と呼ばれる場所で行われます。
Wiese(ヴィーゼ、die Wiese)は草原、草地と言う意味ですが、この単語がバイエルン訛りでヴィーズン(Wiesn)。
今やオクトーバーフェストのことがよく「die Wiesn」と言われるようになりました。

ドイツのニュースサイトなどではWiesnとよく書かれています
2025年のオクトーバーフェストは大変だった
2025年のオクトーバーフェストには650万人が訪れ、650万リットルのビールが消費されました。
大盛況だった今年のオクトーバーフェストですが、この3点がミュンヘンからは遠いデュッセルドルフでもニュースになりました。
1. 最初の土曜日(9月20日)はとても暑い日となった
なんでも気温が30.7℃まで上がったそうです。
30℃なんて、まだまだ大したことない、と言いたいですよね。でも9月下旬のミュンヘンです。例年に比べると暑い日が。
ビールを飲むのに最適だったかな?
2. 多くの客で入場制限がかかった
オクトーバーフェストの2回目の土曜日(9月27日)は訪れた客が多すぎてついに閉鎖をするまでに。
やはりイベントは土曜日が人気のようで。
3. 爆弾予告があった
10月1日(水)にはミュンヘンで爆弾予告があり、その日は安全のため17:30まで閉鎖。
この日、ミュンヘンの民家が爆発して2人が亡くなったそうですが、オクトーバーフェスト会場では爆弾は見つからなかったようです。
オクトーバーフェストでもノンアルコールが人気になってきた
ところで、最近はドイツでもお酒(アルコール)人気が降り坂。ビールもノンアルコールが好まれるようになってきました。
オクトーバーフェストでも、今年は650万リットル(6,5Einheit)のビールが消費されたのですが、昨年2024年は700万リットルだったのです。減っているのです。
ノンアルコールのビールの消費量は場所によって去年より6~10%増えたのだそう。

残念ながら犯罪も。多くなった交通違反
今年は784件の犯罪が報告されたそうです。
そのうち、多かったのが暴力犯罪。性犯罪や薬物犯罪も発生しています。
そして、交通違反が増加。昨年は322件だったのが今年は438件に。この違反の多くは電動スクーター利用者によるものだそう。(納得できてしまう)

オクトーバーフェストといえば、バイエルンの民族衣装「ディアンドル」(Dirndl)や皮のズボン(Lederhose)ゼナーハット(Sepplhut、バイエルンのFilzhut)です。
これ、どうやら外国からの観光客のために着るようになったらしいですね。

ドイツといえば、バイエルンといえば、
皮のズボンにエプロンドレスでしょ?
というイメージがあるよね
世界最大級の有名なビールの祭典。今年も多くの人が飲み過ぎで病院に運ばれたそうです。
せっかくのオクトーバーフェストだからビールを、と言うのはわかるけれど、飲み過ぎには注意したい。
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