私が大好きなチョコレートメーカーにLindtがあります。
このチョコレートメーカーの名前、カタカナにすると「リンツ」ですよね。日本のマーケットではリンツとして知られています。
なんだけど、私はLindtのチョコレートをドイツに来て知りました。発音はあえて日本語に直せば「リンt」。カタカナで書くや日本語で話す時は仕方なく「リント」と言っていたのです。(たまにドイツに長期滞在している日本人が私と同じく「リント」と言うのを耳にしたことがある)
問題はLindtの語末が子音だけで母音がつかないと言うこと。このような単語の発音は多くの日本人にはちょっと苦手ですよね。
語末が子音
Lindtの発音のどこが問題かといえば、最後に母音がないと言うことです。
Tで終わっているこの単語の発音は「TO」でも「TU」でもないのです。「T」で終わっています。これが問題!
語末が-Tの発音(-t,-tt,-d,-dtも同じ)の仕方
語末がt,tt,d,dtの時の発音の仕方です。(同じ発音で-thという単語もありますが、数少ないのでここでは入れません)
- 日本語の「ト」と同じような発音
- ドイツ語の「t」は無声音で破裂音
- 舌先を上の歯茎にしっかりつけて舌の向こうに息を溜め、一旦息を止め、舌先を歯茎から離すと同時に溜まった息を強く短く出す
- 息は英語の「t」より少なめ
- 鋭く発音する(トではない、息を短くはっきりと出す)
「Lindt」の場合、「リン」と言った後は舌が上の歯茎についています。そのまま舌で空気を一旦ストップさせてから空気を出そうとしながら舌を歯茎から離します。すると空気が出ます。(管楽器奏者なら得意かも)
はっきりと鋭く息の音を出せばそれが「t」です。
(ドイツ人、フランス人、オーストリア人の「Lindt」の発音がここから聞けます)
語尾が子音の時の発音に気をつけるとドイツ語らしくなる
語末が子音の単語を発音する時に気をつけて最後に母音が来ないように発音すると断然ドイツ語らしく聞こえます!
逆を言うと、わざと日本人っぽいドイツ語を話したい時は例えば「ツァイt」(Zeit・時)を
ツァイト(Tsuaito)と最後にしっかり母音をつけるとすごく日本語っぽい発音になります〜
語末がTの名詞
最後に語末がTのドイツ語をいくつか紹介します。動詞の過去分詞は-tになるものが多いので、ここでは語末がTの名詞を。
語末がTになる名詞は女性名詞が多いのも特徴です。
女性名詞(die)
- die Zeit(時間)
- die Macht(権力、力)
- die Lust(欲望、興味)
- die Schrift(文字、書体)
- die Fahrt(旅、ドライブ)
- die Nacht(夜)
- die Sicht(視界、見方)
- die Kunst(芸術)
- die Kraft(力、エネルギー)
中性名詞(das)
- das Gift(毒)
- das Wort(単語、言葉)
- das Licht(光)
語末のTに気をつけて発音してみてね!
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