コロナ禍の初め頃、日本で感染者が少なかったのは「家の中では靴を履かないから」という意見があったのを覚えていますか?
海外に住む日本人が増えた今、そして欧米の生活様式が多少変わった今でも「欧米では家の中で靴を履いたまま生活している」と思われている人は多いかもしれません。
確かに冷蔵庫を運搬する業者とか家電の修理とかにやってくる業者の方は、基本靴を履いたまま家の中に入ってきます。
それでも「靴を脱いでください」と言えば脱いでくれる人もいます。
以前、私は別のブログでこんな記事を書きました。

私の周りにはリビングやキッチンなど床が硬いところ、人の出入りが激しいところは靴を履いたままでも良いけれど、寝室や子供部屋では靴を脱ぐ、という生活スタイルの人が多いのですが、
「本当にドイツ人は家の中でも靴を履いたまま生活するのを良しとしているのかな?」と思っていたところ、先日、Facebookでこんな投稿を見つけました。
靴を履いたまま家の中を歩き回っている?
少なくともこの投稿に対してコメントをしたドイツ人の意見を読んでいると「家の中では靴を履かない」という意見が多いようです。
- 家の中では基本室内履きを履いている
- 友人も家族も我が家にくると靴を脱いでくれる
- 靴のまま家に入るなんて汚い!
- 家では靴を脱ぐけれど、靴を履いた後に忘れ物に気がついたらそのまま(靴をはいたまま)家の中を歩く
などなど。
基本的には家の中で靴は履かない。けれど日本ほど「ここから先は絶対に靴を履いてはダメ」と厳しくはない。
おそらくドイツに限らず、他の欧米諸国でも同じで、少なくとも最近の人は家の中では室内履きを履き、靴のまま家に入ることはしない人が多いようですね。
特にドイツ人は家の中が汚れるのを嫌う人が多いから、靴のまま部屋に入るのを嫌う人はやはり多いかな。
訪問客には「靴を脱いで!」という人は少ない気がします。
私は出張レッスンでドイツ人の家庭を訪問することが多いのですが、生徒さんの家に入る時でも大抵の場合は靴を脱ぎません。生徒さんは室内履きを履いています。
が、雪が積もった日は靴を脱いでください、とお願いされることが多いのです。もちろん承諾します。
靴底についた雪がとけて家の中の床が濡れたり、泥がついたりするのって嫌ですよね。他人の家の床を汚してしまうのも気分が悪いので自分から「靴を脱ぎましょうか?」と尋ねることもあります。
そういえば、投稿のコメントにもありましたが、玄関に靴箱、靴用の棚をつけている家庭は多いです。そこで靴を脱げ!というわけで。
(ここでいう靴はStrassenschuhen、外を歩く時に履く靴です〜)

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