ドイツ鉄道(DB)の遅延ぶりは世界的に(かな?)有名となりつつあります。
昨年、私は別のブログでこんな記事を書きました。

(以前はドイツ生活に関する情報記事はこのブログに書いていました。現在はこちらのブログに書いています)
定刻に走るスイス鉄道
上で紹介したブログに書きましたが、NGO Transport and Environment が発表した「欧州で信頼に値するか」(時刻表通りに列車が運行されているか)判断したランキングによると
2024年の欧州において信頼のおける鉄道会社・第1位はスイス鉄道(SBB)でした。
ちなみに悪名高きドイツ鉄道(DB)は27の鉄道会社中、23位。
スイスという国はドイツのお隣の国です。陸続きのヨーロッパです。ドイツから直接スイス内まで走る列車もあるのです。
その「列車はほとんど必ず定刻に到着する」スイスの国の隣に「列車が時刻表通りには走らない、なんならドタキャンする」国ドイツがあるのです。
そりゃ、ドイツ鉄道はスイス鉄道に多大な迷惑をかけてきたことだろう、と想像つきますよね…
定刻に列車が来ないから諦めたスイス?

というわけで、スイス鉄道の堪忍袋の緒が切れたのか?ドイツからスイスを結ぶ直行の2路線をドイツとスイス国境の街バーゼルで乗り換えにしたのですって。
それは
- EC7(ハンブルクからインターラーケン)
- EC9(ドルトムントからチューリヒ)
この2路線です。
スイスからは定刻に走るから、ドイツへは乗り換えなしで直接ドイツ国内に入るそうですが、ドイツから来るEC7とEC9の遅延があまりにも多発していて
スイス鉄道は大迷惑!(なのだろう)
なのでドイツから来る列車はスイスに入って最初の駅「バーゼル」を終点にして、スイス国内は別の列車が走ることになったのですって。
ドイツ鉄道にとっては不名誉だけど、スイス鉄道の怒りはわかる。
EC7とEC9はどれだけ定刻に走っているか?
EC7(ハンブルク→インターラーケン・オスト)
- 定時運行率=48%(5分までの遅れは遅延ではない!)
- 平均遅延時間=(最近30日間)6分
- 2025年4月だけで8回も終点のインターラーケン・オストに到着出来ていない!(データ元はこちら)
EC9(ドルトムント→チューリヒ)
- 定時運行率=45%
- 平均遅延時間=(最近30日間)8分
- 2025年4月には7回も終点のチューリヒに到着出来ていない!(データ元はこちら)

東海道新幹線の年間遅延時間は1.1分というのに…
(JRとDBを比べてはいけません…)
数分遅れて到着するならまだマシ。突然途中で走るのを投げ出すドイツ鉄道よ。

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