【ドイツ語】Rの発音〜Frohes neues Jahr!

アルファベット・発音
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ぶらうん1
ぶらうん1

あけましておめでとうございます!

Frohes neues Jahr!

このfrohって単語、クリスマスにも使ったよね!

しろうさぎ
しろうさぎ

そうね、メリークリスマスにあたるのが
Frohe Weihnachten!

だったわね。

ぶらうん1
ぶらうん1

今日はこのfrohにある”R”の発音を教えて欲しいのだけど・・・

「フロー」って言ったら「froh」と「Floh」を間違えられると嫌だよ〜

しろうさぎ
しろうさぎ

あら、文脈で誤解されることはないから安心して欲しいけれど、正しい発音をマスターしようとするのは良いことね。

ドイツ語のRの発音には場合によって2種類あるから、その区別もしてね!

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Rの発音

欧米の言語の発音をマスターしようとして、日本人にとって難しいものは「R」の発音だということは多くの方がすでに英語学習の際に思ったことだと思います。

あえてカタカナで発音表記すると「ラリルレロ」になるアルファベットは「L」と「R」がありますよね。この2つのアルファベットの発音、今回は特に多くの人が疑問に思う「R」の発音について説明します。

このRには2通りの発音があります。(現代使われる口語のドイツ語の発音です)

1. はっきりとしたR(多くはR+母音)〜er以外

frohのようにRの後に母音が来る場合などは「震わせるR」の発音です。

震わせるRの発音って?

舌先を震わせる、喉を震わせる、この2つのどちらかで発音します。

  • 舌先を震わせる=巻き舌のR
  • 喉を震わせる=口蓋垂音(口蓋垂音でも有声口蓋垂摩擦音、有声口蓋垂震え音になりますが、詳しく書くと混乱するので、ここでは簡単に「喉を震わせる」と書きます)

南ドイツでは舌先を震わせる発音、北ドイツでは喉を震わせる発音、と言われてきましたが、最近は喉を震わせて発音する人が圧倒的に多いようです。

喉を震わせるRの発音

喉を震わせるRの発音というのは簡単に説明すると・・・

舌の後ろの方を持ち上げて口蓋垂(口蓋の後ろの方)に近づけて、その狭い間から息を出して音を出します。

(詳しく書くと、ここで後舌を震わせる方法、後舌面と口蓋の間の隙間を小さくして息を擦らせる発音、口蓋より喉の方で擦らせて音を出す人もいます)

Rの発音の練習方法

おすすめは「ガラガラうがい」です。

  • 普通にガラガラうがいをしてその時、喉がどのようになっているか覚えます。この動きがドイツ語の「R」の発音です。
  • うがいの時に口に含む水の量を少しずつ少なくして、水がなくても「ガラガラうがい」の動きができるように練習します。
  • ガラガラうがいの時は上を向きますが、上を向かなくても向いた時のような動作ができるように少しずつ正面を向いたままうがいができるように練習します。

またドイツ語のRの発音の時の舌の位置が日本語の「が、ぎ、ぐ、げ、ご」に近いのでこれを利用する方法です。

  • 「が」と言う時の発音寸前で舌の奥の方が口蓋に当たっているのを確認します。
  • 「が」と発音する時は顎が下がり、口蓋に当たっていた舌が下がりますが、今度は顎を下げずに息を流して声を出します。

こうやって地道に練習を続けていくと、口蓋垂と舌の間、または喉が擦れて出るRの発音ができるようになります。

2. はっきりとしないR(多くは語尾がERの時のR)

2つ目のRの発音はとても簡単です。

Freude, schöner Götterfunken
Tochter aus Elysium,

こちらは日本で年末によく歌われるベートーヴェンの「第九」の歌詞です。歌ったことがある人もいらっしゃるのでは?

現代のドイツ語では、schöner, Götter, Tochterのrは日本語の「ア」のように発音され、

「シェーナー」「ゲッター」「トホター」となります。

ドイツ語Rの発音まとめと注意点

では、Rの発音についてまとめます。

Rには2つのタイプの発音がある

喉を震わせるタイプのRと、特に語尾にあるerの時の「ア」と発音するタイプのRがあります。

Rの後が子音だと?

この場合でも正確にはドイツ人は擦って出すRの発音をしています。ただ、母音が続かないのではっきりと聞き取れません。(なので、口蓋垂音はR+母音の場合のみ、という人もいます)

例えば・・・Marmelade(ジャム)

この場合はRの後は子音です。でも「マアメラーデ」ではありません!「マrメラーデ」と書きたいところです。

実際に発音する時の注意点

Rを日本語の「らりるれろ」のように発音するとドイツ人には理解してもらえないことが多くあります。

口蓋垂音のRは出来なくても巻き舌のRができる人はこちらで代用しても問題ありません。(実際にドイツ人でも使う人もいるわけで・・・)

私は巻き舌は問題なくできるのですが、喉を震わせるRはうまく発音出来ないことが多いので、特に単語の最初にRがあり、母音が続く場合(rotとかRindとか)は巻き舌ではっきりと発音します。これで大抵はドイツ人に理解してもらえますよ。

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できるだけ正しい発音をするよう心がけるのは外国語でコミュニケーションをとる上でとても大事です。

Rの発音の練習方法はすでに書きましたが、ゆっくりと大袈裟にRの発音をしている動画などを聴いて真似をしながら練習するのもとても良いでしょう。

今やネットでドイツ人の発音を聴くことが簡単に出来るので、ぜひ参考にしてください。いくつか動画が上がっていますが、一つ紹介します。

こちらではRの2つの発音を「Das schwere R」(難しいR)「Das einfache R」(簡単なR)という名称で区別しています。

開始後6分目くらいからRの入っている単語をゆっくりと発音しているので真似をしてくださいね。

それから・・・

冒頭で「ぶらうん1」が言っているドイツ語の新年の挨拶はこちらを見てね!

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