許可を表す「dürfen」だけど、命令口調とは限らない〜”Sie dürfen”

ドイツ語講座
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外国語では単語の1つ1つの意味がわかっていても、使い方によっては「その単語の基本的な意味やニュアンスとはちょっと違う」という使われ方をすることがあります。

慣用句、決まり文句というものがそれですね。

今回はその中で、最近ドイツで暮らしていてよく耳にするケースを紹介します。

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カードで支払いたい時

スーパーなどお店で買い物をして支払う時に現金ではなく、カードで支払うことが増えました。(デジタル後進国のドイツでも!)

カードで支払いたいときはレジの係の店員に

Mit der Karte, bitte!
(カードでお願いします)

すると

店員
店員

Sie dürfen!

え?「やっていいわよ!」って?高圧的?命令口調?

dürfenの意味

“Sie dürfen”、話法の助動詞「dürfen」の基本的な意味は

〜してもよい、〜してかまわない、〜することが許されている、〜してしかるべきである…

  • Darf ich Sie etwas fragen? (質問をしてもよいですか?)
  • Du darfst nicht lügen.(嘘をついてはいけません)
shirousagi
shirousagi

“dürfen”には命令や否定形で禁止の意味があるわよね

この意味があるので、レジで店員に「Sie dürfen」と言われると

「なんて高圧的な、命令口調なの!」と思ってしまう人も多いようです(ドイツ人にもいる)。

が、このケースの「Sie dürfen」は

「カード支払いの準備が出来ましたよ」という意味。決まり文句の1つです。それ以上の意味はありません。

shirousagi
shirousagi

“Bitte!”という店員さんも多いよ

まあ、元々無愛想な店員が多いドイツだから、つい「また高慢な店員がいる!」と思ってしまうこともあるわよね。

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