今日はドイツ語動詞の「三基本形」です。
「三基本形」とは
- 「不定形」(Infinitiv) ・・動詞の原形のことです。辞書を引く時は原形で調べます。
- 「過去形」(Präteritum)・・過去形の文章を作る時の動詞の形です。人称変化しますよ。
- 「過去分詞」(Partizip perfekt)・・現在完了形、過去完了形、受動態(受け身)の文章を作る時に使います。助動詞を必要としてその助動詞が人称変化するので、過去分詞の動詞そのものは人称変化しません。
・・・って、何?と思われた方、まあ、あまり気にせずに とりあえず 動詞の三基本形を暗記してください。 英語でも覚えましたよね? 「write-wrote-written」とか。
弱変化動詞の三基本形 (規則変化)
ドイツ語の動詞は 「語幹」+「en」で出来ているものが多いのですが
- 過去形は 「語幹」+「te」
- 過去分詞は 「ge」+「語幹」+「t」 です。
この規則的に変化する動詞を「弱変化動詞」とも呼びます。いくつか例をあげます。
不定形 | 過去形 | 過去分詞 | |
---|---|---|---|
machen | する、作る | machte | gemacht |
fragen | 質問する | fragte | gefragt |
lernen | 学ぶ | lernte | gelernt |
強変化動詞の三基本形 (不規則動詞その1)
規則的に変化するものだけだと 特に問題はないのですが・・残念ながら、不規則に変化する動詞の方が需要が高い、と言うことが頻繁に起こっています。
- 「過去形」は、決まった語尾がありません。
- 「過去分詞」は「ge」+「語幹」(変化しているものあり)+「en」 です。
不定形 | 過去形 | 過去分詞 | |
---|---|---|---|
essen | 食べる | aß | gegessen |
finden | 見つける | fand | gefunden |
gehen | 行く | ging | gegangen |
kommen | 来る | kam | gekommen |
schreiben | 書く | schrieb | geschrieben |
sprechen | 話す | sprach | gesprochen |
混合変化動詞の三基本形 (不規則変化その2)
語頭や語尾が弱変化動詞と同じなのですが・・・
- 「過去形」は、語尾に「te」がつきます。
- 「過去分詞」は、語頭に「ge」、語尾に「t」がつきます。
- 語幹の母音が変化します。
不定形 | 過去形 | 過去分詞 | |
---|---|---|---|
bringen | 持って来る | brachte | gebracht |
denken | 考える | dachte | gedacht |
nennen | 名付ける | nannte | genannt |
rennen | 走る | rannte | gerannt |
wissen | 知っている | wußte | gewußt |
重要な動詞の三基本形 (sein, haben, werden)
最後に、理屈抜きに覚えておく動詞を3つ。 とにかくよく使います!
不定形 | 過去形 | 過去分詞 | |
---|---|---|---|
sein | ある(英語be) | war | gewesen |
haben | 持っている | hatte | gehabt |
werden | 〜になる | wurde | geworden |
過去分詞にge-がつかない動詞
過去分詞にge-がつかない動詞もあります。
詳しくはこちら↓
ぶらうん1
今日も表がいっぱいだね。。。
また覚えるの?
しろうさぎ
そうよ、これも大事だから しっかり覚えてね!
教科書や辞書の最後に不規則動詞の一覧表があるはずだから
それを見てしっかり覚えて!
ぶらうん1
色々な文章を作るのに大事なんだね。よし、覚えるぞ!
「ハーベン、ハッテ、ゲハブト」
しろうさぎ
その調子!
私も 昔通った語学学校で
「この動詞の三基本形はとても大事だから、呪文のごとく毎日口ずさみなさい!」
って 教えられたわよ。
ぶらうん1
エセン、アース、ゲゲッセン!
ゲーエン、ギング、ゲガンゲン!
わあ〜〜いかにもドイツ語の響だね!
しろうさぎ
そうそう、でもリズミカルにはっきりと唱えられるでしょう?
呪文のように覚えるのは「不規則動詞」だけでよいからね!
ぶらうん1
僕、早く昨日あったことを話せるようになりたいから
「昨日は餌もらえなかった!」とか過去の事を話したいから
この三基本形、しっかり覚えるよ!
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