ドイツ語のアルファベット、文字です。 英語で既におなじみのラテンアルファベット26文字にウムラウト、エスツェットといったドイツ語独特の文字があります。
大文字、小文字、それから読み方をカタカナで示します。 カタカナの発音表記は完璧にはできないので できるだけ実際のドイツ人の発音を聞いて覚えてください。
ドイツ語のアルファベット~ラテンアルファベット26文字
最初は英語でも使われるラテンアルファベットの26文字です。 アルファベットとしての文字の読み方が英語とは異なるものが多いので 混乱しないようにしっかりと覚えてください。
A | a | アー | N | n | エヌ | |
B | b | ベー | O | o | オー | |
C | c | ツェー | P | p | ペー | |
D | d | デー | Q | q | クー | |
E | e | エー | R | r | エール | |
F | f | エフ | S | s | エス | |
G | g | ゲー | T | t | テー | |
H | h | ハー | U | u | ウー | |
I | i | イー | V | v | ファオ | |
J | j | ヨット | W | w | ヴェー | |
K | k | カー | X | x | イクス | |
L | l | エル | Y | y | ユプスィロン | |
M | m | エム | Z | z | ツェット |
ウムラウトとエスツェット〜ドイツ語独特の文字
ドイツ語では以下の文字も使われます。
(大文字) | (小文字) | 名称 | 代用 |
---|---|---|---|
Ä | ä | アーウムラウト | Ae,ae |
Ö | ö | オーウムラウト | Oe,oe |
Ü | ü | ウーウムラウト | Ue,ue |
ẞ | ß | エスツェット | SS,ss |
ウムラウトの文字の発音を簡単に述べると
- Ä=「あー」というようなおおきな口を開けて「エー」と言う
- Ö=「おー」というような口の形で「エー」と言う
- Ü=「うー」という口の形で「エー」と言う
PCで書く場合などで これらのドイツ語独特の文字が書けない場合は 表の「代用」にあるアルファベットに置き換えて書く事が出来ます。
- Tücher = Tuecher
- heißen = heissen
単語などをアルファベット順に並べる場合は ä,ö,ü,ßは それぞれ代用できるアルファベットで書かれている順番になることがあります。 (辞書はäはaとして順番に入っています)
- 『heißen』ならheissenとして探します。
「エスツェット」には 大文字はありませんでした。 しかし、それは不便ということで大文字のエスツェットが2017年6月28日に正式なドイツ語の文字の一つとして認められました。 まだ新しいので ドイツ語の(PCなどの)キーボードには大文字の「エスツェット」はありません。
ドイツ語のPCキーボード
ドイツ語に触れると気がつくと思いますが 英語ではよく使われる文字のYはドイツ語ではあまり使われず、逆に英語ではあまり使われない文字であるZがドイツ語では頻繁に使われます。そのため、パソコンの文字配列がドイツ語のキーボードではZとYの位置が英語のキーボードとは違って、入れ替わっています。
また、ドイツ語独特のÄÖÜといったウムラウト、またßエスツェットのキーは右側にあります。(ßは0のキーの右隣です)
写真はタブレット用のキーボードですが ドイツ語用です。PCのキーボードも同じ文字配列です。
私は パソコンで日本語、ドイツ語、英語で文章を頻繁に書きます。そのため、日本で買った日本語配列のキーボードをドイツ語を書く時には「ドイツ語配列」に変換して使用しています。 ドイツ語を書く時は 「Y」と書かれたキーを押してZの文字を入力しています。
問題は・・・パソコンをスリープ状態から復帰させる時のパスワード入力時に キーボード配列を「ドイツ語」にしておいたのか「英語」にしておいたのか忘れてしまっている事です。 以前、パスワードに「Y」を入れてしまい、スリープの後の復帰させる時に「Y」をいれたつもりが ドイツ語配列のまま反応されて「Z」になり、
「パスワードが違う!!」とパソコンに文句を言われた事(いえ、無言ですが)が何度あることやら。。
それ以来、私はパスワードには絶対にYとZは使いません。
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