Ich will heute Klavier spielen.
(今日はピアノを弾くつもりだよ)
動詞に意味を付け足したい時につかう「話法の助動詞」。
6個の話法の助動詞についてはこちらで解説しました。
今回はこの話法の助動詞の1つ、「wollen」について、その用法をよく使われる例文とともにとり挙げます。
話法の助動詞「wollen」の基本的な用法
「wollen」にも様々な用法がありますが、基本的には「〜したい」「〜するつもりだ」という意味になります。
細かい意味の違いで用法を区別するとわかり辛くなるので、ここでは、
- 「意志」や「願望」という意味のwollenの例文
- 「勧誘」や「提案」を表すWollen wir〜?
- 過去形(wollten)を使う時のニュアンス
- 否定形と一緒に使う時のニュアンス
- möchte との違い
を説明します。
英語の「will」とドイツの「wollen」って形が似ているけれど
ドイツ語のwollenは「意志」「願望」を表しているの。
werden=〜したい と覚えてね。
英語ならwantが近いわね。
未来を表すドイツ語の助動詞は「werden」よ。
wollenの基本的な意味: 意志(〜するつもりだ)願望(〜したい、〜を願う)
- Ich will nach Deutschland fahren. (私はドイツに行きたい)
- Sie will ein Kaninchen haben. (彼女はウサギを飼いたがっている)
- Was wollt ihr in den Ferien tun?(君たちは今度の休暇に何をするつもりだい?)
主語がwirで疑問文: 勧誘、提案(〜しよう、〜しませんか?)
Wollen wir~ ? といった疑問文の形で相手に提案をしたい時につかいます。
- Wollen wir ins Kino gehen? (映画に行こうよ)
- Wollen wir essen gehen? (食事に行かない?)
過去形(wollten)での意味
「〜するつもり」の文章を過去形にすると「〜するつもりだった」。
日本語でも感じ取れる通り、wollenの過去を使うと「〜するつもりだった(けれど出来なかった)」というニュアンスになります。
- Ich wollte nach Deutschland fahren.(aber…)(ドイツにいくつもりだったよ。だけど…)
wollen + 否定形
wollenを否定形で使うと「どうしても〜したくない」「どうしても〜しようとしない」という強い意志が表現されます。
- Mein Sohn will nicht in die Schule gehen. (私の息子は学校に行きたがらない)
- Meine Tochter will nicht essen.(私の娘が食べようとしない)
möchten と wollen の違い
「〜したい」を表すには「möchten」もありますが、こちらはwollenを丁寧に表現したものです。特に会話ではwollenを使うととても失礼に響くのでご注意を!
例えば、子供が親に向かってアイスが欲しいと言っているのですが、möchtenとwollenではこんな違いが。
möchten
ママ、暑いよね〜
Ich möchte ein Eis (haben).
アイスが欲しいなあ〜
wollen
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