こんにちは、shirousagiです。
このブログの姉妹ブログとして、ドイツでの日常やニュースから、最近は片付けの話などを「新・ドイツに住むうさぎより」に徒然と書いています。
そのブログですでに紹介したのですが、只今、積読になっている本を消化中!なのです。
その私の積読になっている本の中に、作曲家・團伊玖磨氏が「アサヒグラフ」に連載していたエッセイをまとめた「パイプのけむり」という本があります。
このエッセイ、1964年に連載が始まり、「アサヒグラフ」が休刊になる2000年まで続いたそうですから、なんとも息の長いエッセイだったのですね。
その「パイプのけむり」、なんと27巻にも及ぶ単行本になっているのです。私はそのうちの6冊ほどしか持っていないのですが、先日6巻目「まだパイプのけむり」を読み終えました。
その「まだパイプのけむり」にあったお話でふとある出来事を思い出しました。。その話は「立像警官」。(書かれたのはおそらく1970年頃)
そう、警察官のダミー人形です。見かけたこと、ある方多いかと思いますが・・・当時のアメリカにはなかったらしいですよ。
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私がまだ子供だった頃、車の運転の好きが父親が仕事から帰ってきて
「運転中に道端で『あれ?こんなところにお巡りさんがいる!』と思ったら、人形だったよ。いや〜〜びっくりした。交通事故防止に立てられたんだねえ。あれ見るとびっくりして捕まらないようにスピードを落とすよ。」
その頃、父は山の険しい道を毎日30分かけて車を運転して仕事に行っていました。見通しの悪い道なのに、交通量が少ないためにスピードを出しすぎて事故る車が多かったとか。
その、お巡りさんの人形を見た時に、父親が「本当に警察の人だと思った」というので、「どんなにそっくりな人形なんだろう?」と、私はその人形を見てみたくなり、現場へ連れて行ってもらうことに。
「生きているみたいな人形なのかな?どんなのだろう?」とワクワク。
そのダミー人形の立っている場所を通り過ぎようとした時、父親が「これだよ!この人形!」
・・・「え?」
すぐにわかるじゃん、人形ってわかるじゃん、なんでこれで「警察だ!」と思うのかしら?
助手席に乗った私にはお巡りさんのダミー人形は全くのダミーにしか見えず、「どきっ!」ともしないし、「どうしてこの人形を見たら、ビクッ!とするのかしら?わからない・・・」
時は何十年!も経ち、私も日本で自動車免許をとったものの、ペーパードライバーのまま。ですが、ドイツでドイツの免許証に書き換えてもらい、車の運転をする毎日に。
ある時、いつものように車で自宅に向かっていたら
・・・え?警察? お巡りさん? どきっ!!
そうです、警察官のユニフォームの色を見て
どきっ!!
としたのです。スピードも出しすぎていないし、ちゃんとシートベルトもしているし、悪いことしていないし、なのに。
それは森の近くの小さなロータリーの真ん中に立てられた、ダミーの警察官の人形だったのです。
「あ〜〜びっくりした!運転手になると、パトカーに似た車とか警官に似ている人とか人形を見るだけでもびっくりするものなのね・・・」
・・・・・
ところで、ドイツのパトカーは青い色をしています。
以前は緑色でしたが、徐々に青い車に変わりました。
ですが、今でも私は緑色の車をみても「びくっ!」とするし、青い色の線の入った車をみても「え?パトカー?」と自分が違反していないか、改めて確認してしまします。(小心者?)
ある日、郊外の道を畑に沿ってずっと車で走っていたら、前方右側の畑の畦道に青いラインの入った車が。
「パトカーに似てるな〜〜パトカーかな?でもこのタイプの車のパトカーってあるのかな?こんなところで?」
その車の前を通り過ぎる時に何気なく右側を見ると
P O L・・・・E I
あ、やはりPOLIZEI、そう、警察だ! と思っ・・・
・・・・・・・
まて、なんだか文字数が多いような気がする・・・
よく見ると
POLSTEREI
POLSTEREI !
ポルステライ、ソファーなどの家具を作る工房の車ではないですか!!!
POLIZEI
POLSTEREI
あ〜〜〜・・・びっくりした!
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