うさぎカフェって、そこにいるうさぎさんは幸せなのかな?

うさぎの部屋
この記事は約5分で読めます。
ぶらうん2
ぶらうん2

ねえ、ちょっと聞いて!

日本に行っているぶらうん1が教えてくれたのだけど、日本には「うさぎカフェ」というカフェがあるのですって!

「うさぎカフェ」って何なの?私が行って良いカフェの事?

shirousagi
shirousagi

「うさぎカフェ」ね、そうね、あなたが行って良いカフェもあるらしいけれど・・(飼い主と一緒に)

前から思っていたのよ。うさぎカフェって、これどうなのかな?って。

だって、ウサギは人間に撫でられるのって嫌いよね、本当は。

これを書いているshirousagiは「うさぎカフェ」に行った事がありません。

ですが、ウサギ好き、という事で友人らにうさぎカフェの話を聞く事はあります。そして、ちょっと首をひねっています。

う〜〜ん、うさぎカフェって、どうなのよ?

と。

動物が好きなドイツ人、ドイツ語にも動物が良く出てきます

話は少しそれますが・・・

ドイツ人は動物が好きな国民だと思います。

そして、ドイツ語の言い回しにも動物が良く出てきます。

最近話題になった「買い溜め」という言葉はドイツ語で「Hamsterkauf」(ハムスターカオフ)です。

Hamster=ハムスター、Kauf=買う事。

そう、あのハムスターです!

ハムスター

Hamsterkauf, der 複数形はHamsterkäufe(ハムスターコイフェ)
動詞はhamstern(ハムステルン)で「買い溜めする」です。
三基本形はhamstern – hamsterte – gehamstert

ハムスターは食べ物をほっぺにためますよね。そこから買い溜めをする事をハムスター買いという様になったとか。

食べ物をほっぺにためるのならリスだって、と思うのですが、リスはドイツ語で「Eichhörnchen」(アイヒヘルンヒェン)です。ちょっと長い言葉ですね。だからハムスターが選ばれたのかな???

動物を飼うには「artgerecht」で!

という訳で、どうやら動物が好きなドイツ人、ドイツで動物を飼う時に一番重視されるのが

artgerecht(アートゲレヒト)種属にふさわしい

か、どうか、という事です。

artgerechtに動物を飼う、というのは動物の元々の自然な生き方、性質を大事にした環境で育てる、飼う、という事です。

家畜の豚や牛、鶏も出来るだけ自然に近い形で飼育しよう、という動きが盛んになっています。

そして、ペットのうさぎもできるだけウサギの本来の性格、性質にそって飼いましょう、と言われます。

うさぎの飼い方はこのサイトですでに書きました。

ウサギは社会性のある動物なので多頭飼いを勧められます。そして、ケージではなくて、庭に広いウサギの小屋、檻を作って飼うか、室内でサークル、放飼いを勧められます。

ケージは全く使いません。

ウサギは社会性のある動物で、群れをなして生活をしています。なので、ペットとして飼う場合も1匹だけにせず、多頭飼いをするよう勧められます。(もはや規則です)

ですが、多頭飼いをするとはいえ、どんなウサギもすぐに他のウサギと仲良くなれるわけではありません。特にオス同志だと縄張り争いをして、どちらかが死ぬまで喧嘩をする事もあります。

そして、ウサギは動くのが好きです。何しろ自然界では天敵からも逃げなくてはならないのもあるからか、それはもう、素早いのです。

なので、飼育にスペースが必要です。ドイツでは1匹あたり最低2㎡のスペースを取るように、と勧められています。

そして、捕食動物であるウサギは捕まえられるのが苦手です。特に人間に触られる、撫でられるのも本能的に好きではありません。猫とは違って。

うさぎカフェのウサギはウサギの本来の性格を大切にしているのかな?

では、ウサギカフェ にいるうさぎはどのような飼い方をされているのでしょう?

私は実際にはウサギカフェに行った事がありません。なので、「ウサギカフェ のやり方は間違っている!」と声を大にして言う権利はないと思っています。

ですが、

  • ウサギは普段はケージに入っているのでは?
  • ウサギにとっては知らない人に撫でられているのでは?(飼い主には慣れる事もあります)
  • 自分が飼っているウサギを連れて行ってもよいカフェもあるようですが、ウサギ同志、簡単には仲良くなりませんが?

と、心配しています。

犬は散歩するからウサギにも散歩させる、とか、猫は人間に懐くからウサギも人間に懐く、と思っていないでしょうか?

犬と猫とウサギの性格は(他の動物も)違います。人間とも違います。

隠れたい・・・

命ある動物を商売にはあまり使ってほしくない

ウサギカフェの中には捨てられたウサギの里親となっているカフェもあるようです、せめて、ウサギカフェ をするなら、そうして欲しいものです。

と言う事は残念ながら捨てられるウサギが多くいる、と言う事でもありますが。

ただ、商売のためにウサギの本質も考えずにカフェにして、お客さんを呼ぶためにウサギを犠牲にはして欲しくないものです。

人間には可愛い動物で、人はウサギに癒されるかもしれませんが、果たしてウサギは癒されているのでしょうか?

また、人が飲食する物で、ウサギも口にしてしまっても大丈夫なものは数少ないと思うのです。

人間が美味しいと思うから、ウサギにもやる、と言う事だけはやめて欲しいですね。

ウサギは牧草と野菜を食べるのですが、「牧草なんて美味しくないじゃない。それではウサギが可哀想!」と言う意見を聞いたことがあります。

ちょっと待って!牧草は美味しくないと言うのは人間が(自分が食べると美味しくないと)思うことであって、ウサギには牧草が大事な食事なんです。

牧草と野菜ばかりだとウサギが可哀想、とフルーツをたくさん与えたり、お菓子をあたえるのは人間の勝手、ウサギにとってはいい迷惑ですよね。

ウサギに限らず、ふくろうやハリネズミのカフェもあるそうですが、ここで、カフェで多くの人に会うのはその動物たちにとってストレスではないのか、考えて欲しいなと思います。

そういったカフェを訪問する人も、動物のカフェを経営する人も。

コメント

タイトルとURLをコピーしました