「あ〜〜寒くなってきたわね! よくカレンダーを見たら もうすぐ11月も終わるわね。 この週末は『Totensonntag』(死者の日曜日)ですってよ。 Totensonntagの次は いよいよ『アドヴェント』に『クリスマスマーケット』のシーズンよ!・・クリスマスももうすぐね。 寒いはずだわ。」
寒いって言っているけれど 「うさぎの部屋」は家の中。 セントラルヒーティングでいつも快適室温、のはずなんですけど?
それでも 冬は冬です。 たとえ一日中、暖房のよく効いた 暖かい部屋にいても 換気のために窓を開けるし、その時は 戸外の冷たい空気が入り込んできます。 と言っても「100%天然の毛皮」をいつも着ているのに・・ しかも その毛皮、夏には夏仕様、冬には冬仕様、といたりつくせり、ですよ!
とはいえ・・・冬になると気分も落ち込みやすいから・・何か楽しいものないかな?
「あら、新入りのものがあるわよ! これ、何かしら?」
つかまり立ちするのもいいけれど・・
「わあ・・中に入れるわよ。いいわね。気持ち良さそう! 中はgemütlich(居心地が良い・・ドイツ人の好きな言葉ですね)よ!」
「え?なに? gemütlichですって!?」
慌ててやって来たのはしろくろ。 この煙突のような丸い物体に興味津々です!
「入ってみるわよ!私、暗いところが好きだもん!」
先祖はアナウサギと言うのが良くわかるくらい、暗くて狭いところが大好きな「しろくろ」。勢いよく入ると・・・
「あれ? 出ちゃった! これって 行き止まりじゃないのね。」
そう、トンネルなのよ。 お昼寝するには 今ひとつかもしれないけれど、トンネルを走り抜ける遊びも・・いいんじゃない?
11月も下旬になって 夜が明ける時間が遅くなっても 早朝には目を覚まして 走り回る「うさぎの部屋」の住人ならぬ住うさ。 サークルの中にトイレだの、餌入れだの 色々あっても怪我一つせずに疾走できるって・・すごい!
外は一日中どんより曇りのお天気で あまり明るくなくても だいたい薄暗いところの好きなうさぎには 明るいか、そうでないか、あまり関係がないようで・・・
「そう、薄暗い方がgemütlich(ゲミュートリヒ)なのよ!」
そういえば ドイツ人も薄暗い方が「ロマンティックでいいわね〜〜」と言う人が多いよね、うさぎたち! 最近はLEDの照明のお陰でドイツの部屋も明るいけれど。
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