Bleiben Sie zu Hause!
Bleib zu Hause!
Bleiben Sie gesund!
Bleibt gesund!
これは全て「命令形」と言う文章だよね?
(今、よく言われているね。詳しくはここを見てね!)
そうよ。
命令形、Imperativと言われる文章ね。
命令形なんて名前が厳しいけれど、必ずしも「絶対服従」といった厳しいニュアンスばかりではないから気分を壊さないでね!
命令形〜これだけは理解!
英語ですでに命令形の用法がわかっていて、急いでドイツ語の命令形を作りたい!と言う方はこちら!
命令形の作り方
相手がSie/du/ihrのどれかによって作り方が変わります。文末には!を付けます。
肯定文
Sie → 動詞の不定形+Sie+! (英語と違って、Sieを付けます)
Bleiben Sie zu Hause!
du → 動詞の語幹+ ! (動詞が人称変化した時にeがiに変化する場合はiにします・du は付けません)
Bleib zu Hause!
(Du bleibst から語幹のbleibだけを使います。語尾stは外します)
ihr → 動詞の人称変化(ihr)させたもの+! (ihrは付けません)
Bleibt zu Hause!
(不規則動詞には例外もあるので、詳しくは後に説明する「命令形の作り方」を読んでくださいね。)
命令形とは
命令形(Imperativ)は単数、または複数の相手に直接述べる時に使われます。
2人称(Sie/du/ihr)のみで、3人称の文章を作ることはありません。
命令形の意味、用途
ドイツ語の命令形は以下のような場合に使われます。以下にあげた7つのこれに入る、と必ずしもはっきりと分類される訳ではありませんが、「命令文」には色々なニュアンスがある、と理解してください。
手引き(Anleitung)
電化製品の取り扱い説明書、それから料理のレシピに出てきます。
- Reiben Sie die geschälten Kartoffeln. (皮を剥いたじゃがいもをすりおろします)
- Backen Sie die Kartoffelpuffer von beiden Seiten. (じゃがいもパンケーキの両面を焼きます)
(以上はKartoffelpufferのレシピより抜粋しました)
お願い(Bitte)
「お願い」と「命令」は命令形を使うことが多いケースですね。お願いでもあり命令でもある場合も多いですが、bitteをそえて、丁寧に、きつくならないようにするのがおすすめです。
- Sprechen Sie bitte langsam! (どうかゆっくりと話してください)
- Sei bitte nicht böse! (お願いだから気を悪くしないで)
命令(Anweisungen)
- Seid ruhig! Papa schläft. (静かにしなさい!パパは寝ているのよ。)
- Treten Sie ein! (入りなさい)
助言(Ratschläge)
- Rauch nicht so viel! (そんなにタバコを吸わないで)
- Fahr vorsichtig! (気をつけて運転して!)
禁止(Verbot)
- Rauchen Sie nicht! (タバコを吸ってはいけません)
警告(Warnung/Ermahnung)
- Stopp! Bleib stehen! Da kommt ein Auto. (止まって!立ち止まって!車が来るわよ)
訴え、アピール(Appell)
- Rettet die Umwelt! (環境を守れ!)
命令形文章の作り方
命令形の文章の作り方をみていきましょう。
上ですでに述べた通り、命令形は2人称の時しか使われません。ドイツ語には敬称のSieと親称のdu/ihrがありますね。
命令形は動詞を最初におきます
例として
Sie gehen nach Hause. (あなたは家に帰ります)を命令形にしましょう。
Sieの場合
動詞が最初に、そして、Sieをおきます。(英語と違って、Sieはしません)
- Gehen Sie nach Hause!
感嘆符(!)を忘れないで下さいね。
duの場合
肯定文だと
- Du gehst nach Hause.
ですね。 この時の動詞はgehstですが、ここで人称変化の語尾-stを外し、語幹だけを文頭に持っていきます。
主語であるduは省きます。
- Geh nach Hause!
ihrの場合
肯定文だと
- Ihr geht nach Hause.
ですね。この時の動詞はgehtです。この動詞をそのまま、(語尾のtもつけたまま)文頭に持っていき、主語のihrは省きます。
- Geht nach Hause!
(HauseはHausでも大丈夫です)
命令形の時に不規則に変化する動詞
ドイツ語の動詞には主語がduの場合に「強変化」をする動詞がありましたね。
これらの動詞を使う場合は注意が必要です!
(Sieに対する命令形の場合は動詞も不定形なので特に注意は必要ありません。duとihrに対する命令形は動詞の形に注意が必要です)
eがi、またはieに変わる動詞 → iやieに変化させます
主語がduの場合に動詞のeがiになるものがあります。その場合はduに対する命令形でもiになります。
動詞 | du | ihr | Sie | |
sprechen | 話す | Sprich langsamer! | Sprecht langsamer! | Sprechen Sie langsamer! |
essen | 食べる | Iss gut! | Esst gut! | Essen Sie gut! |
geben | 与える | Gib mir! | Gebt mir! | Geben Sie mir! |
lesen | 読む | Lies den Text! | Lest den Text! | Lesen Sie den Text! |
aがäに変わる動詞 → 命令形では変化しません
主語がduの時に動詞のaがäに変わる動詞がありますが、命令形ではduの場合でもaはそのまま、äには変化しません。
動詞 | du(肯定文) | du(命令形) | |
fahren | 行く | Du fährst. | Fahr! |
schlafen | 眠る | Du schläfst. | Schlaf! |
laufen | 行く | Du läufst. | Lauf! |
動詞の語幹の最後が-t,-d,そして-m,-nの場合
動詞の語幹(不定形からenをとったもの)がt,d,m,nで終わっている場合は(弱変化動詞でも)duやihrに対する命令形の場合、eが付きます。
動詞 | du | ihr | Sie | |
arbeiten | 働く | Arbeite! | Arbeitet! | Arbeiten Sie! |
finden | 見つける | Finde! | Findet! | Finden Sie! |
atmen | 呼吸する | Atme! | Atmet! | Atmen Sie! |
öffnen | 開ける | Öffne! | Öffnet! | Öffnen Sie! |
sein, haben, werden (例外!)
命令形を作る上で不規則に変化する動詞の最後は定番のsein, haben, werdenです。
動詞 | du | ihr | Sie | |
sein | Sei ruhig! | Seid ruhig! | Seien Sie ruhig! | (静かにしなさい) |
haben | Hab Mut! | Habt Mut! | Haben Sie Mut! | (勇気をもって) |
werden | Werde glücklich! | Werdet glücklich! | Werden Sie glücklich! | (幸せになりなさい) |
分離動詞では前綴りを最後に
ドイツ語の動詞には分離動詞があります。この場合は前綴りを最後に持っていきます。
分離動詞の例として[vor I lesen](vorlesen)をあげます。「朗読する、読んで聞かせる」と言う意味の動詞です。
(du) | Lies | mir das Buch | vor. | |
(ihr) | Liest | mir das Buch | vor. | |
(Sie) | Lesen Sie | mir das Buch | vor. |
Iss gut, Braun2!
(しっかり食べなさい、ぶらうん2!)
元気に過ごすためにもしっかり食べなくちゃね!
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