ドイツの中では比較的温暖なNRW州でも この冬初めての雪が降りました。 あまり雪の降らない地域に住んでいるうさぎの部屋のうさぎたちは 初めて見る雪にびっくり!です。
非人称動詞(Unpersönliche Verben)とは
さて・・「雪が降る」という文章をドイツ語でいうと
Es schneit.
エス シュナイト
schneitの不定形は「schneien」。この動詞だけで「雪が降る」という意味です。 でもドイツ語の文章を作るには主語をつけなければなりません。 そこで 主語に es という「非人称」の代名詞を持って来て
Es schneit.
これで「雪が降る」になります。 (英語でも”It snows” と言いますね)
このような 主語にesという(意味がない)主語を持ってくる動詞を「非人称動詞」(Unpersönliche Verben )と言います。
非人称動詞の種類
天候を表す動詞
よく使われる非人称動詞といえば 天候を表す動詞です。
- schneien(雪が降る)・・Es schneit.
- regnen(雨が降る)・・Es regnet.
- donnern(雷がなる)・・Es donnert.
- hageln(霰(あられ)が降る)・・Es hagelt.
- gewittern(雷雨になる)・・Es gewittert.
など。
これらの動詞の主語は必ずesです。 ich regneなどとは言いません。
例文をあげると・・・
- Es schneit den ganzen Tag. (一日中雪が降っています)
文頭に主語以外が来た場合でも 主語の役目をするesは省略しません。
- Gestern hat es geschneit.(昨日、雪が降りました)
schneien – schneite – geschneit よ。
Es schneit. Es schneite. Es hat geschneit. ね。非人称動詞にもなる動詞
主語にichやduなどを取ることもできる動詞(人称変化をすることのある動詞)の中にも 非人称動詞の役割を果たすことのある動詞もあります。
つまり・・一般の動詞が形式だけの主語であるesを取ることもあります。
- klingeln・・Es klingelt. (ベルが鳴る)
- klopfen・・Es klopft. (ノックの音がする)
- riechen・・ Es riecht.(〜の匂いがする)
これらの動詞は 主語に(esではなくて)別の単語が来ることもあります。 (非人称動詞としてではない使い方です)
- klingeln・・ Mein Nachbar hat geklingelt. (私の隣人がドアのベルを鳴らしました。) Der Telefon klingelt. (電話が鳴っています)
- klopfen・・ Das Herz klopft. (心臓がドキドキと打つ)
- riechen・・ Du riechst nach Knoblauch(君はにんにくの匂いがするよ)
主語に形式だけのes、非人称代名詞のesを持って来る文章の事を「非人称構文」とも言います。 次回は この主語にesを使う文章を紹介します。
日本でとても良い天気に恵まれて しっかりと休養をとったshirousagiです。
さて・・これからまたせっせとうさぎの部屋の世話をしなくては!
お部屋を綺麗にしないと・・Es stinkt! (臭い!)ってなるからね。
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