Japan Rail Passを購入する(在外日本人の場合)

ドイツでの日々
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ドイツに住んで早くも四半世紀(と言っている間に30年以上になった)、というshirousagiも国籍は今でも日本です。

特にデメリットを感じないので ドイツ国籍を所得しようという考えもありません・・今のところは。

「住めば都」と言われるように、ドイツ暮らしも長くなると、それなりに快適なドイツ生活です。が、やはりそこは「我が祖国」! たまには日本への一時帰国をして、親戚や友人らに会うのを楽しみにしています。

そして・・美味しいご飯!

その一時帰国の際には、私は東京、名古屋、大阪、広島に知人、親戚がいるので、それらの都市を訪問します。そうするととても便利でお得なのが、JRの鉄道に乗り放題という(制限はありますが)

Japan Rail Pass ジャパン・レール・パス

なのです。

これで新幹線は乗り放題!移動が多い私はすぐに元が取れるので、今のところは一時帰国には必須になっています。

このJapan Rail Pass、一時(2016年11月に発表)は「在外国であっても日本国籍を持つものは購入不可」となり、在外日本人の間で話題になりました。

が、2017年3月31日に「一定の条件を持つ者は日本人でも購入可能」になりました。(余談ですが・・発表されたのを読んだのが4月1日だったので、思わず「本当?」と疑ってしまいました)

そして、その新しい、在外日本人でもJapan Rail Pass購入可能な条件は同年2017年の6月に発表され 現在に至っています。

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Japan Rail Pass 購入の条件

2017年6月から在外日本人でも購入可能になったパス。その購入の条件は

*海外での在留期間が連続して10年以上
*上記を証明する書類を当日JR駅にて引換時に持参することとなります。
(持参されない場合は、上記条件を満たす場合でも引換は拒否されます)

「Japan Rail Pass / Japan Rail Passにおける日本人旅客の利用条件」より

そして、その証明する書類、というのが

引き換え時に持参必要な書類については
①在留届の写し(引換以前​​6ヶ月以内に発行されているもの)
②​​在留証明(引換以前​​6ヶ月以内発行されているもの)
③​​永住カード(※アメリカ・ブラジル・カナダに限る。かつ10年以上在留が証明されるものに限る)の​​いずれか一つとなります。(それ以外の書類は​​一切認められません)

ドイツに在住している日本人の場合、③の永住カードは有効ではないので

①の在留届の写し、または②の在留証明のどちらかを日本国の大使館または総領事館にて発行してもらう必要があります。

(この点がこれまでは必要のなかった点です)

10年以上前に「在留届」をすでに大使館・総領事館に届けていれば、ほとんど問題はない、と思われます。私の場合は、すでに現住所に住み始めて10年以上、同じ町内で引っ越しをしていますがデュッセルドルフの総領事館の管轄の地域に住み始めて20年以上。在留届は25年近く前に提出を済ませています。

なので、デュッセルドルフの総領事館で問題なく「10年以上ドイツに住んでいる」という証明はとれました。

「在留届の写し」

「在留届の写し」は、すでに在留届を総領事館に提出していれば、パスポートを持って総領事館に行き、申請をすればもらえます。

すでにJapan Rail Pass用の在留届の写しの申請用紙が、自由に取れる申請用紙の棚においてあります。(追記:現在は窓口で申請しないともらえないかもしれません)

その用紙に必要事項を記入して窓口にパスポートとともに提出すれば、係の人が在留届の確認ののち、申請書を受理してくれ、引き換えの紙をもらえます。

「在留届の写し」は申請から開館日中の中1日でもらえます(在外公館によって多少違うかもしれないので確認してください)。

例えば月曜日に申請するとその週の水曜日にもらえます。木曜日に申請すれば翌週の月曜日です。

「在留届」

外国に住んですでに10年以上になるのだけれど 現在の住所、現在の在外公館の管轄場所に引っ越しをして10年未満の場合は「在留届」を手に入れることになるかと思います。

この場合は少々大変なようで、必ずしもJapan Rail Passの購入の条件を満たすことができるかどうかは わからないようです。

「在留届」を申請するためには、まずは居住地の市住民局が3ヶ月以内に発行した「居住証明書」(Meldebescheinigung)が必要になります。

この時に市住民局で「入居日」(Einzugsdatum)を必ず入れてくれるようにお願いしないで普通に「Beschinigungが欲しい」だけを伝えると大切な「入居日」が入っていない証明書しかもらえないことがあるので、気をつけてください。

引っ越しをしている場合はその旨伝えて「外国に連続して10年以上住んでいる」という証明が取れないと、残念ながらパス購入の条件を満たせないようです。

ドイツの市のほうで10年以上住んでいるという証明が取れれば、その証明とパスポートを持って領事館にて申請します。

手数料が10ユーロ、発行まで中1日です。

  • 外務省のジャパンレールパスの所得に関する書類についてはこちらを。
  • デュッセルドルフの場合はこちらが参考になります。

在外公館で書類を所得したら旅行会社へ

無事に「在留届」の写しなどの書類が手に入ったら「ジャパン・レール・パス」を扱っている旅行会社へ、この書類とパスポート(と支払いのカードか現金)を持ってパスの購入です。

必要な書類さえクリアすれば、旅行会社ではすぐにパスの引換証を発行してくれます。

パスの値段は日本円で設定してあるので、現地の通貨、ユーロへはその時のレートで換算されます。

グリーン車用と普通車用、期間が7日、14日、21日とそれぞれ3種類のパスがあるので、旅行の期間、目的に応じて購入。

ドイツ鉄道の列車のことを考えると日本では普通車で十分!ですよね。特に新幹線は。

日本に到着してから

いよいよ日本です!!

一時帰国はやはり懐かしい家族や友人に会えるし、美味しいご飯も食べれるし、楽しい日々が待っています!(という場合ばかりでもありませんが・・)

Japan Rail Passの引き換えは、引換証の購入の際にもらえる冊子にある引換所でパスと交換します。 その際に必要なのは

  • パスポート
  • 発行から3ヶ月以内の「引換証」(そう、3ヶ月有効です)
  • 在外公館で発行してもらった、引換証購入に必要だった書類

です。

持参した書類が確認されて条件にきちんとあっていればパスと引き換えてもらえます。

実はわたし、shirousagi、一時帰国の日程は3ヶ月前に決まったものの、平日は仕事があるので、なかなか総領事館に足を運ぶことができず、あっというまに日本へのフライトの日が迫ってきてしまい、あわてて総領事館に駆け込み(それでも書類はすぐにはもらえませんから)

「Japan Rail Pass」の購入が日本へのフライト(それも午前の便)の前日の午後、という有様でした。

あ〜〜こんなにギリギリで購入なんて、もし、途中で何か不備などあってすぐに書類を作ってもらえない、とか、パスの引換証が発行されない、とかあったらどうしよう?

・・と ハラハラドキドキ!

やっとの思いで書類を揃えて、旅行会社に出かけると

「日本への出発日はいつですか?」

「明日です!」

「まあ、ギリギリですね。そういう方、多いのですよね」

・・・みなさん、パスの購入を検討されている方はお早めに!

こちらでもジャパン・レール・パスの購入方法を紹介しています。

【2022年12月】在外邦人のJapan Rail Passの購入方法

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