イースター休暇を利用してケルンまで足を伸ばしていたshirousagiです。
ドイツはデュッセルドルフなど日本人に縁のある街を訪れる際は やはり一度は行きたい街ケルン(Köln)。 ここは「大聖堂」をはじめとした見所が 中央駅のすぐそばにあるので 列車の乗り換えなどでケルンに降りる場合で ケルン滞在の時間が少ししかない場合でも駅周辺を散策するだけでもその価値があります。
すでに ケルン大聖堂のステンドグラス、ケルンのビール、ケルシュにあう食事を紹介しましたが

今日はそのケルン中央駅(Haupt Bahnhof)周辺を!
ケルン大聖堂 (Kölner Dom)
列車でケルンに入ると 中央駅に到着する直前、すでに列車から見えるので ケルンに到着するのがわかります。
中央駅を降りて正面出口を出ると その存在は見逃しようがありません。 正面から出て左手におおきくそびえているのが大聖堂です。
中央駅構内から大聖堂の一部がすでに姿をあらわしています。 (正面出入り口付近・写真はイースター直前に訪れた時のもの。 イースターエッグの飾りが!)
大聖堂前です。 あまりに大きくて全体を一度にカメラに収める事ができません!
大聖堂内には大抵の場合、自由に入れますが 教会である、という事を忘れないようにしたいものです。
ホーエンツォレルン橋 (Hohenzollernbrücke)
ケルン大聖堂を出てさらにライン川に向かって歩くと 中央駅に入る列車が通る橋が見えます。
鉄道の交通量が増えたために1907年から1911年にかけて作られた橋で、第2時世界大戦でもあまり被害を受けることのなかった橋です。 (ケルンの橋では大戦で完璧には壊れなかった唯一の橋だそうです)とはいえ、橋のふもとなどは戦争で爆破されているので 必要最低限に使えるように応急手当ての後、1948年に再建されました。
ケルン中央駅からケルンのメッセ会場へ続く道で 大変交通量の多い鉄道のため、それから歩行者が歩けるようになっています。
この橋を中央駅側からあるいて渡ったところからの写真は ケルンの紹介でよく見かける風景ではないでしょうか。
写真中央から右にかけての鉄橋が「ホーエンツォレルン橋」。
ケルンの「愛の南京錠」
ところで、 このホーエンツォレルン橋を有名にしているものに 2000年頃から始まった「愛の南京錠」があります。
愛の南京錠とは、恋人たちが永遠の愛の象徴として南京錠をフェンスや門扉、橋などの公共設備にかける儀式である。 恋人同士の名前をイニシャルで刻んだ南京錠を橋の欄干にかけ、川に鍵を投げ捨てて不滅の愛の誓いとした
この橋の歩行者通路と鉄道の間のフェンスに所狭しと南京錠がかかっています。
さらに近寄って見ると・・
「愛の南京錠」は観光地の外観を損なうだけでなく、橋の安全性を奪うものとして問題視されていて、このケルンでも ドイツ鉄道が禁止しようとしたようですが 市民らの反対を受けて 現在は禁止する動きはないようです。
ホーエンツォレルン橋の南京錠、現在で22トンもの重さになっています。 ドイツ鉄道によると 多くの列車が一度に渡ることもあるこの橋は 22トンくらいの重さではビクともしない!! と主張しているそうですが・・
(ただ・・私が橋を渡っている時に 南京錠のかかったフェンスの上に登って写真を撮る人がいたのですが、これだけはやめて欲しいですね! すぐそばを鉄道が走っているのですよ!)
フィルハーモニー(Kölner Philharmonie)
音楽好きな方には おすすめなのが この中央駅前、大聖堂からライン川の間にある「フィルハーモニー」。
クラシック音楽、特にオーケストラに興味のある方は ご存知の「ケルンWDR交響楽団」の本拠地となっているコンサートホールです。
私が機会があると行くのが 毎週木曜日にある12:30から30分間の「ランチコンサート」。
このホールを本拠地としている「WDR交響楽団」、それから「ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団」という一流のオーケストラが公開練習として 演奏を無料で聴かせてくれます。 (他団体の場合もありますが)
相当な人気で 30分間のコンサートですが 建物入り口には開場(12:00)の30分前から人が並びます。
1986年から使われているモダンな広い音響の良いホールです。
この他にも「ルードヴィヒ美術館」など、中央駅の前にはまだまだ見所がいっぱいですよ。
コメント
KoelnのDomの中は2回入っておりますが、全体の様子はなかなか分かり難いですね。結構暗くて。泊まりはInformationで一番安いところを指定してDM38(20年前)で泊まりました。2回目も
同じところに、、。Domから南へ10分ぐらい歩いた1200年台に開業したらしい古いGarniです。一回オーケストラ聴きましたがKoelnのオケではありませんでした。イギリスの古楽のオケでした。
w yさん、コメントをありがとうございます!
大聖堂、本当に暗くて、広くて、いつ行っても祈っている人から 観光客まで多くの人がいて 中の様子はパッとみただけではわかりにくいですよね。 でも荘厳な雰囲気がとても気に入っています。 行きやすいので何度か行っているうちに中の様子もわかってきたかな、という感じです。
20年前というと ドイツのペンション、ホテルは安くても綺麗で泊まりやすいと評判だった頃でしょうか? 38マルクで駅近くに泊まれると便利ですね!