これを書いている本日は12月。 あと10日ほどで「クリスマス休暇」に入るドイツに住むshirousagiです。 クリスマス休暇、日本だと「冬休み」ですが、すでに休暇の予定を立てている人、故郷に帰る人、様々です。
ドイツに住む日本人の中にはこの休暇は日本に一時帰国して 故郷で正月を迎える、という人も多いようですね。 久々の日本で家族に会い、おせち料理を食べ・・と楽しみにしている人が多いようです。
とはいえ、ドイツで生まれ育った日本人の中には 日本には友達もいないし、親の一時帰国について日本に帰っても おじいちゃん、おばあちゃんに会えるのは嬉しいけれど、後は自宅でもない家で特にすることもなく過ごすことになりそうな子供たちも。
そんな子供の一人のRくんも「日本滞在中は退屈だよ。何して過ごそうかなあ・・?」と。
「いつもぴょんぴょんばかりしていると退屈になるわよね・・今日は一休みするとするわ!」
「退屈な」はドイツ語で「langweilig」
「退屈だ!」とは結構よく言いたくなるセリフではないでしょうか?
「退屈な」という意味の形容詞は 「langweilig」(ラングヴァイリヒ)です。
この形容詞を使って「私には退屈だ、私は退屈している」と言いたい時には
Es ist mir langweilig. (Mir ist langweilig)
間違えても Ich bin langweilig. とは言わないように! これだと「私は退屈な人です。」という意味ですよ。
名詞で「退屈」だと die Langweile. これで「退屈」です。
Ich habe Langweile.
これで「私は退屈を持っている」=「私は退屈している」という意味になります。
「langweilig」の対義語は「kurzweilig」
langweilig、Langweile の単語に入っている「lang」は「長い」という意味のドイツ語ですね。
長い、とくれば、反対は「短い」。 そう、ドイツ語では「kurz」(クルツ)です。
langweilig の対義語(反対語)は langをkurzにして「kurzweilig」(クルツヴァイリヒ)。 意味は・・あえて日本語で訳すとなると「面白い」とか「興味深い」とか、シチュエーションで変わりますね。
ところで、langweiligの仲間の名詞には「die Langweile」ですが、 kurzweiligから発生した名詞は「die Kurzweil」。
- langweilig – kurzweilig
- die Langweile – die Kurzweil
そう、「Kurzweil」であって「Kurzweile」ではないのです。 LangweileはLangeweile とも書きます。
「退屈」の単語の方が「退屈でない、面白いという意味の単語」より圧倒的(?)に長い!
どうして Kurzweilには最後にeがつかないのかしら? Langweileには付いているのに・・
退屈な時は言葉が長くても構わないけど、退屈でなくて楽しんでいる時は 短い言葉で済ませられるように・・だったりして??
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