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お腹すいてないの?
Hast du keinen Hunger?
![ぶらうん1](https://shirousagi17.com/wp-content/uploads/2019/05/IMG_0049.jpg)
うん、すいていないんだ。
Nein, ich habe keinen Hunger.
否定疑問文とは、kein(keine/keinen)やnichtが入った疑問文です。
否定の入った疑問文で尋ねられたら・・・・答え方が日本語とは違う、ということを英語の時間に習った方は多いでしょう。
ドイツ語も否定疑問文の回答の仕方が日本語とは違います。そして、英語とも少し違います。
否定疑問文も含んだ、決定疑問文については前回こちらで説明しました。
今回は否定疑問文の回答の仕方の例をあげます。dochの使い方の感覚をつかんでくださいね。
否定疑問文の答え方
上の例をもう一度、日本語に訳してみると・・・
質問:「お腹がすいていないの?」
回答: (お腹が空いている時)
日本語=「いいえ、すいています」
ドイツ語=「Doch、すいています」
回答:(お腹が空いていない時)
日本語=「はい、すいていません」
ドイツ語=「いいえ、すいていません」
![しろうさぎ](https://shirousagi17.com/wp-content/uploads/2019/05/DSCN0563.jpg)
Essen ist fertig! (ご飯できたわよ!)
,,,,,,,,
おかしいわね、誰も来ないじゃない・・・
Habt ihr keinen Hunger?
(お腹すいてないの?)
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眠くて、食事どころではないぶらうん2です。「Ich bin müde!」
![](https://shirousagi17.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_5121.jpeg)
おっと、しろくろはボール遊びに夢中になっていて、すぐに返事をしなかったようですね。
本当はお腹がすいているようです。「行くよ〜〜」
質問文が肯定文でも否定文でも、回答が否定の場合はnein
「お腹がすいていないの?」でも「お腹すいているの?」でも
答えが否定文になるのならneinで答えます。
Hast du Hunger? Nein (, ich habe keinen Hunger).
Hast du keinen Hunger? Nein (, ich habe keinen Hunger).
この際、疑問文にkeinやnichtがあることをちょっと無視して、答えが否定文ならnein と覚えておきましょう。
否定疑問文の内容に反論したいのならdoch
「お腹がすいてないの?」といった否定の質問に対して、否定疑問文の内容を否定する時はdochで答えます。
(って、なんだかわかりにくいですね)
否定的な意味の文章で質問されて(質問にkeinやnichtが入っていて)「そんなことないよ!」と反論したい場合は、dochで答えます。
Hast du keinen Hunger? Doch (, ich habe Hunger).
肯定文の質問だと・・Hast du Hunger? Ja (, ich habe Hunger).ですね。
否定疑問文の例
ここで、もう一つ、よく使われる否定疑問文を!
Darf ich das nicht? (それはやってはいけないの?)
やっていい場合= Doch (, du darfst das).
やってはいけない場合= Nein (, du darfst das nicht).
否定疑問文で尋ねられたらはっきりと答えよう
この否定疑問文での答え方、「お腹すいていないの?」と質問されて、その質問を肯定したい時にNeinと答えるのって、なんだかおかしいなあ、と感じますよね?
実際に日本語では「はい、お腹がすいていません」と答えますよね。お腹がすいていなければ。
これはドイツ人も実は同じようで、否定疑問文にneinと答えると、お腹がすいていないのか、と考えてしまう人もいるようです。
ドイツ語では疑問文の回答のJaやNein、dochのあとに文章をつけなくて良いのですが(なので、上記の例では( )に入っている)
否定疑問文にNeinで答える時はneinだけではなくて、文章も添えたほうが誤解がないのでおすすめします。
Hast du keinen Hunger? – Nein, ich habe keinen Hunger.
Dochで答える時は、あとの文章を添えなくても誤解される心配はありませんよね。
余談で・・・Jein
「Ja」か「Nein」で答える質問に、「Ja」とも言えるし「Nein」とも言えるからどう答えて良いか迷う・・・という時に使えるのが
Jein(Jainと書く人もいる)です。
見ての通り、「Ja」と「Nein」の2つが合わさった言葉で「ヤイン」と言います。
質問に対して、「そうでもあるし、そうでないとも言える」という時に使えます。
– Warst du einmal in Hokkaido? (北海道に行ったことがありますか?)
– Jein, ich war schon einmal da, aber nur im Flughafen. (ヤイン、行ったことがあるけれど、空港しかないんだ)
![しろうさぎ](https://shirousagi17.com/wp-content/uploads/2019/05/DSCN0563.jpg)
オランダから北海道経由で名古屋まで飛んだことがあるのよ。
その時に、北海道には飛行機の乗り換えで降りたことはあるのだけど、空港から出たことがないのよ。
Jeinは「〜かもしれない」といった意味ではなく、「Ja」でもあるし「Nein」でもある、という場合に使われています。使うのはニュアンスを間違ってしまう可能性があるので、あまりおすすめしません。
が、ドイツ人がこの言葉を使った時に、理解はできるほうが良いですね。
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