日本で購入したPCやスマホでドイツ語キーボード入力を追加する方法です。
私自身がmacユーザーなので、今回はmacとiPhoneでのドイツ語キーボードを追加する方法をお伝えします。
ドイツ語キーボードを追加するメリットはドイツ語独特の文字(ä,ö,ü,ß)を簡単に入力できることです。
PCが登場した初期に比べ、どの国でPCを購入しても英語はもちろん、日本語でもドイツ語でも簡単に入力できるようになりました。
ドイツ語のキーボード配列
最初に、ドイツ語の標準キーボード配列を。

赤で囲ってあるキーボードが日本で一般的に使われているキーボード配列とは異なっています。QWERTZ配列です。
日本でよく使われるのはQWERTY配列ですね。
この両方の配列の大きな違いは
YとZの位置が入れ替わっている ということです。
ドイツ語ではYは元々外来語にしかつかわれていなかったので、使用頻度がとても低く、Zは使用頻度が高いために、英語のキーボード配列とは異なっています。

あとはいくつかの記号と
ドイツ語独特の文字であるウムラウトやエスツェットね。
よく使うもので英語のキーボードと位置が違うのは?かな。
上の段の0の右横がßと?よ。
macでドイツ語キーボードを追加する方法
では、macでドイツ語キーボードを追加する方法です。
システム環境設定
↓
「キーボード」
↓
「入力ソース」

キーボード追加するために「+」をクリックします。

左側から「ドイツ語」を選んでクリック。

「ドイツ語」を選ぶと、右側に5つ候補が出ます。どれでも良いですが、「ドイツ語」がおすすめ。
国旗の入っているものだと、ドイツ語入力中、メニューバーにドイツ国旗が表示されるので、ひと目で「今、ドイツ語だな」(英語ではなくて)とわかります。
今までの経験では「ドイツ語標準」より「ドイツ語」の方が他言語キーボードとの切り替え時に使いやすいようです。
入力言語キーボードの切り替え
ショートカットでcontrol +スペース
またはメニューバーの右、言語ところをクリックして使用したいキーボードの言語を選びます。

iPhoneでドイツ語キーボードを追加する方法
iPhoneでドイツ語キーボードを追加する方法です。
設定
↓
一般
↓
キーボード
↓
新しいキーボードを追加
↓
ドイツ語(ドイツ)
もっとも、スマホだと、英語キーボードにしたままでも簡単にä,ö,ü.が入力できるので、キーボード追加は必ずしも必要ないですが。

aを長押しすればä が入力できます。(ßはsを長押し)
iPhoneの使用言語をドイツ語にしては?
ドイツ語学習者の皆様には、iPhoneの使用言語をいっそ「ドイツ語」にするのもおすすめです!
多くの人がすでに何年もiPhone(または他のスマホ)を使ってきたと思うので、使用言語を外国語にしても、あまり困らないのではないでしょうか?
設定→一般→言語と地域→iPhoneの使用言語→ドイツ語(ドイツ)→ドイツ語(ドイツ)に変更

日本語に戻したい時はすぐに戻せます。
というわけで、こちらがドイツ語になった「一般」(Allgemein)の画面。

外国語って、使うと早く覚えられます!
Google日本語入力を使う注意点
ところで、macで日本語入力をしていると、漢字変換で困ることはありませんか?
デフォルトではあまりにも漢字の変換が不便で「Google日本語入力」をインストールしている方も多いのではないかと思います。
Google日本語入力を使うと、デフォルトの設定のままドイツ語入力をして、その後日本語を入力すると、うまく入力できない場合があります。
原因はドイツ語キーボード使用のあとにキーボード配列が「ドイツ語のまま」になっていたから。
すると・・・yaで「や」と入力しようとするとza「ざ」になってしまうのですね。

「日本語入力では常に日本語キー配列を使う」にチェックを入れておきましょう。
こちらの「アルファベット」に関する記事でもドイツ語キーボードの配列に触れています。
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