形容詞と副詞の比較級・最上級

ドイツ語講座

ドイツ語の形容詞や副詞も 英語のように比較級、最上級の形を取ることができます。

  • 比較級(Komparativ)=2つのものを比べて「〜よりも〜の方が・・・」といった意味で使われます。
  • 最上級(Superlativ)=普通は3つ以上のものを比較して「一番〜なのは・・」ということを表す時に使われます。
  • 元の形容詞や副詞の形は「原級」(Positiv)と呼ばれます。

比較級・最上級の作り方

  • 比較級=「原級」+er
  • 最上級=「原級」+st

例をあげると・・(原級ー比較級ー最上級 の順です)

  • schnell(速い)- schneller – schnellst

発音上の理由などで比較級や最上級の形が原則とは少々異なるものもあります。

=原級の語尾が-d,-t, -s,-ß,-x.-z で終わるものは 最上級では-estとなります。

  • laut(音の大きな)- lauter– lautest
  • heiß(熱い、暑い)- heißer– heißest

=単音節で 原級にaやoやuがあると ウムラウト化することがあります。

  • jung(若い)- jünger- jüngst
  • alt(年取った、古い)- älter- ältest

=語尾が-elや-erで終わると比較級のerのeがつかない事があります。

  • edel(気高い、高尚な)- edler – edelst
  • teuer(高い)- teurer – teuerst

不規則な変化をする形容詞・副詞

不規則な変化をするものは 一つ一つ覚えましょう。(こういう単語に限ってよく使いますね)

  • gut(良い)- besser – best
  • viel(多くの) – mehr – meist
  • nah(近い) – näher – nächst
  • hoch(高い)- höher – höchst
  • groß(大きい)- größer – größt

 

実際に形容詞がどのように文章の中で原級・比較級・最上級の形で使われるかは 後ほど別の記事に書きます。

おまけ・・楽譜の中で見られる比較級

音楽には形容詞がよく使われます。

作曲家が楽譜に書き込むのは大抵イタリア語から来た「音楽用語」ですが フランスの作曲家はフランス語を、ドイツの作曲家はドイツ語を書き込む事も珍しくありません。

特にシューマンは「子供のためのアルバム」など よくドイツ語を書き込んでいます。 今回は 同じシューマンの「ピアノソナタ第2番」の第1楽章から。

冒頭にはこのように演奏しろ、と書かれています。

so rasch wie möglich」 出来るだけ速く

so +A( 形容詞・原級)+ wie B     Bと同じくらいAだ  と言う言い方です。 この場合はmöglichなようにrasch, つまり 「出来るだけ速く」(rasch=速い)

この後、ritardando(イタリア語です。だんだん遅く)と言う指示がある箇所があるものの、全体としては 「so rasch wie möglich」のまま進み 第1楽章のおしまい頃になると

schneller」 schnell(速い)の比較級を使って「もっと速く」

ここから16小節弾いた後には

noch schneller nochは この場合 「さらに」と言う意味で 「さらにもっと速く」

「出来るだけ速く」で始まった曲を「もっと速く」そして「さらにもっと速く」って・・

もっとも この場合は曲の実際の速度ばかりを意味しているわけではなく、曲の雰囲気が追い立てられるように、と言う意味でしょうが・・

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