ドイツ語の文章・時制5〜未来形

ドイツ語の文章
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ドイツ語には6つの時制があるのでしたね。

今回はこの中の5つ目にあたる「未来形」についてのお話です。

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未来形(FuturⅠ)とは

ぶらうん2
ぶらうん2

未来形というのだから、未来の事を表すのでしょ?

shirousagi
shirousagi

ドイツ語では未来の事は大抵、現在形で表すのよ。

「未来形」では、未来形という名称だけれど、ドイツ語では未来の事を表すというより
主に推量を表す時に使うのね。「〜だろう」という意味よ。

きちんと未来形の作り方、使い方を習ってね!

未来形の作り方は werden+動詞の不定詞

未来形は

werdenの現在形(人称変化形)+動詞の不定詞 

です。

  • Ich werde Deutsch lernen. (私はドイツ語を習うつもりです)
  • Es wird morgen regnen.(明日は雨が降るでしょう)

注意!! 動詞の不定形は文末に来ますよ!

助動詞werdenの人称変化

ここで、werdenの人称変化形を確認しておきましょう。

人称主語werden
1人称・単数ichwerde
2人称・単数duwirst
3人称・単数er/sie/eswird
1人称・複数wirwerden
2人称・複数ihrwerdet
3人称・複数siewerden

未来形の用法〜未来形と現在形の違い

ぶらうん2
ぶらうん2

ドイツ語では未来の事を現在形で表すのね。
そう言えば日本語もそうよね。

ほら、「明日は学校に行きます。」って
「明日は」と言う事で未来の事だとわかるわよね。

未来の事を表すのに、現在形を使った場合と未来形を使った場合の例をあげます。この2つの文章の意味には差があります。

現在形

Ich fliege nächstes Jahr nach Japan. 

私は来年日本に飛びます」・・・この場合は来年に日本に飛ぶ事は決定しています。チケットも購入しているのでしょう。

未来形

Ich werde nach Japan fliegen.

私は日本に飛ぶつもりです」・・・日本に飛ぶつもりだけれど、まだ確定していません。

このように、未来形は話し手の推測予想といったニュアンスが含まれていたり、話し手の要求主観が示されます。

未来形の用法

では、未来形の用法をもっと詳しく見ていきましょう。

未来の出来事、予想

Morgen wird es regnen.
明日は雨でしょう。

意志、約束

Ich werde da sein.
そこにいるつもりだよ。

Ich werde lieb sein, versprochen!
いい子するよ、約束する!

話し手の強い意志が入っています。

要求

Du wirst dich sofort bei ihm entschuldigen!
すぐに彼に謝りなさい!

Wirst du wohl damit aufhören
やめなさい!  (werdenの動詞を文頭に置くと強い口調になります)

(現在時の)推量・希望

「未来形」とはいえ、推量の意味で現在の事にも未来形を使う事があります。
schonやnichtを伴う事が多いです。

Der Zug wird schon in Düsseldorf angekommen sein.
その列車はすでにデュッセルドルフに到着しているだろう。

Es wird schon alles gut gehen.
なにもかもうまく行くよ。

ぶらうん2
ぶらうん2

「未来形」と言っても、werdenって話法の助動詞みたいね。

shirousagi
shirousagi

その通り!
未来の事ばかりを表すのではないのよ。

コメント

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