ドイツ語の文章・時制4・過去完了形

ドイツ語の文章

ドイツ語の文章には6つの時制がある事はすでに勉強しましたね。

今回はこの中の4つ目、「過去完了形」(Plusquamperfekt)についてより詳しく説明します。

スポンサーリンク

過去完了形(Plusquamperfekt)とは

ドイツ語ではVorvergangenheit(vor=前、Vergangenheit=過去)、つまり、過去のその前、という意味ですね。

過去の出来事を語っている時、さらにその過去の事を表します。

過去完了形の文章の作り方

過去完了形の文章は

  • 「sein」支配の動詞の場合・・seinの過去形 + 過去分詞
  • 「haben」支配の動詞の場合・・habenの過去形 + 過去分詞    です。

この時、

  • seinやhabenの過去形は人称変化させて「動詞」の位置に(平叙文では2番目)
  • 過去分詞は文章の最後、文末に来ます。

現在完了形の文章のhaben/seinを過去形にした形ですね。この2つの動詞の人称変化形は以下の通りです。

人称主語seinhaben
1人称・単数ichwarhatte
2人称・単数duwarsthattest
3人称・単数er/sie/eswarhatte
1人称・複数wirwarenhatten
2人称・複数ihrwarthattet
3人称・複数siewarenhatten

動詞の過去分詞の作り方は「動詞の三基本形〜不定形・過去形・過去分詞」を読んでくださいね。
どの動詞がseinをとり(sein支配)どの動詞がhabenをとるのかは「現在完了形」を読んでくださいね。

では、実際に過去完了形の文章を作ります。

sein支配の例としてgehen(行く)を使うと、(gehenの三基本形はgehen-ging-gegangen) 過去分詞は「gegangen」ですね。主語を「私」(ich)にすると、

Ich war gegangen.

haben支配の例としてlesen(読む)を使うと、(lesenの三基本形はlesen-las-gelesenですよ)過去分詞は「gelesen」です。主語を「君」(du)にすると、

Du hattest gelesen.

と、なります。

過去完了形の文章を使う時は

では、実際に過去完了形の文章を使う時を見ていきましょう。

過去完了形は、過去のある出来事が基準点となり、それより前に起こったことを表す時です。

過去のある時点よりもさらに前の時点、の事を大過去ともいいますよ。

・・・というのはどういう意味かというと・・・例をあげた方がわかりやすいですね!

ぶらうん1
ぶらうん1

shirousagiさん、僕、先週、友達が演奏するというので、コンサートを聴きに出かけたんだよ!

Das Konzert war gut! 
(そのコンサートはよかったよ!)

shirousagi
shirousagi

まあ、よかったわね。
(コンサートは先週のことで、すでに終わっていますね。過去の出来事です。)

ぶらうん1
ぶらうん1

そう、良い演奏だったんだよ。
Das Konzert war besser, als ich gedacht hatte.

(そのコンサートは僕が思ったより良かったんだよ)

shirousagi
shirousagi

コンサートに行くは、ぶらうん1は「このコンサートはあまり面白くないかも。でも友達が出るんだし・・」と思ったのかな? 
この「思った(こと)」は、過去の出来事であるコンサートがあった時点よりさらに前の事だから、ここでは過去完了形を使うわよ!
基準点になっている出来事は「コンサート」ね。

ぶらうん1
ぶらうん1

Ich habe einen Pizza gegessen,
nachdem ich das Konzert besucht hatte.

(コンサートの後、ピザを食べたんだ!)

shirousagi
shirousagi

“ich habe einen Pizza gegessen.” は現在完了形だけど、過去の出来事ね。ドイツ語は過去の出来事を現在完了形で表すのだったわね。
現在完了形の文章でも、その文章より前(ここでは、ピザを食べた事より前)の出来事は「過去完了形」を使うわよ。
ピザを食べたのが基準点(過去の出来事)でコンサートに行ったのはさらにその前の出来事ね。
だから、この場合は「コンサートに行った」は過去完了形なの!

shirousagi
shirousagi

(えっと・・だけど、ぶらうん1、あなた、人参で出来たピザを食べたの?)

(ドイツ語実用での)例外

実際にドイツ語を話す時に、過去完了を使わない例外があります。

現在完了形と同じく、動詞が

  • sein, haben
  • 話法の助動詞(wollen,müssen,können,dürfen,sollen,mögen)

の時は過去完了形にせず、過去形のまま使います。

❌Nach dem ich im Konzertsaal gewesen war, habe ich einen Pizza gegessen.
⭕️Nach dem ich im Konzertsaal war, habe ich einen Pizza gegessen.

ぶらうん1
ぶらうん1

Die Reise nach Japan war schöner, als ich gedacht hatte.
(日本旅行は思ったより良かったよ。)

Das Essen in Japan war besser, als ich gedacht hatte!

(日本での食事は思ったより良かったよ。)

shirousagi
shirousagi

まあ、よかったわね!で、何を食べたの??
まさか、人参?

コメント

タイトルとURLをコピーしました