最近なぜか、本をたくさん読む、と言う人によく出会います。そして・・その人々は大抵、事業でそれなりの成果を収めているようなのです。
shirousagiも読書は子供の頃から好きですが、最近はなかなか読書の時間がとれません。日本から買ってきて、まだ目を通していない本が本棚に山のように。
ああ、「積読」状態です。
どれも「面白そう!読んでみたい!」と思って買った本なので、1度は読みたい!
そんな時に「速読」に関する本にお目にかかると、つい誘惑(?)に負けてフラフラ〜〜とその本を手にとってしまいます。
速読の本を読む暇があったら 山のようにある読みたいと思ってすでに買ってある本を読み始めればいいのにね。
先日も古本のバザーで速読に関する本を見つけて目を通しましたが、その本では「目を速く動かす」と言うトレーニングをして本を速く読む、と言う内容で「う〜〜ん、目が早く動かせそうにない・・」と挫折。
(最近はスマホでKindleを読む事が多いので 目を上下に動かす幅が少ないので 以前よりは速く読めている気がしますが)
そんな時にこれまたタイトルに惹かれて手にとったのがこれ。
(いえ、年収が10倍になるとは期待していませんが・・なったら嬉しいけれど)
速読するには?
苫米地英人氏の著書についての賛否はともかく(まだ私は意見が言えるほど彼の著書を読んでいない)この本は「速読」とは言っても「目を動かそう」とか「文字を頭の中で音読しない」といったテクニックについて書いてあるのではなくて
「速く読むには知識がたくさんあれば良い」と言ったような趣旨の事を書かれています。
確かにね。
予備知識がたくさんあればあるほど、その本の内容を早く理解できるので、速く読めるわけですよね。 でも、その知識を得るにはやはり読書なんですよね。
う〜〜ん、速く本が読めるように、せっせと読書するしかないか・・・
楽譜を早く読むには?
話は変わりますが・・
このブログでは音楽はメインではないのですが(音楽の話で申し訳ないのですが)先日ピアノの大人の生徒さんが新しい曲を練習してきて(初心者です)「この曲、譜読みしたのですけど、おかしな響なんです。間違って楽譜を読んだみたいなんです。正しい音を教えてください!」
そう言って一応、弾いてくれたのですが、たどたどしく弾いた、と言う点はともかく、楽譜は正しく読んでいたのです。
その生徒さんが「間違っているみたい・・」と思っていた箇所はこちら
この曲(ボロディン作曲の「ダッタン人の踊り」、ピアノアレンジ版)はF-Dur、へ長調でかかれていて 調性記号としてフラットが一つ、H(シ)の音にかかれているので、その音がB(シのフラット)になっているのは問題ないのです。
が、途中でC(ド)の後に半音上のdes(レのフラット)が出てきます。
ここで彼女(生徒さん)は「気持ちが悪い」(→だから間違っているのでは?)となったのです。
彼女が弾いていて気持ちが悪い、となった理由は、例のdes(レのフラットの音)が
- この曲全体としての調性のF-Durにはない音である
- cからdesに移る、半音階が聞いていて不気味だ
と言う理由からだと考えられます。
この曲を知っている人なら多分、この箇所はちょっと切なくて、素敵なところだと感じるかと思うのですが(私はそう感じる)
今までもドイツ人にピアノを教えていると、不協和音になると「これ、間違っている!」と言う生徒さんがいました。
音を2つ以上一度に出した時にその音同志がぶつかって濁るのを受け入れられない人が結構いるのです。
それは、一般にドイツ人はどちらかというとリズム感は悪いけれど、音の高さには敏感な人が多いから、ハーモニーに敏感な人が多いからだ、と思っていました。
それもあるのだと思いますが、最近、特に音楽が大好きだと言う訳でもないし、ジャズとか現代音楽は聞かないと言った人を教えていると感じるのは
その童謡などには出てこない、いわゆる「おしゃれ」な響は「知らない世界の音楽に聞こえる」のではないのかな?と。
知らないから譜読みしても「あれ?これ合ってるの?」となって、譜読みが先に進まない・・
そう、音楽をやっていても、初めて楽譜を目の前にして演奏する時、例えばモーツァルトの曲だと知らない、聞いたことがない曲でも大体、「こんな感じに進むだろう」と想像できる(それまでの経験と音楽の知識で)ので譜読みは速く進むのですよね。
何事も新しく始めるというのは大変なのだなあ・・
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