アーヘンの市庁舎(Rathaus)を訪れる

ドイツでの日々
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ドイツの西部、ベルギーとオランダとの国境のすぐそばにアーヘン(Aachen)という街があります。

北部ヨーロッパでは最古と言われる、世界遺産にも登録されている大聖堂がある街として有名ですが、 今日はその大聖堂の近くにある市庁舎を紹介します。

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Aachener Rathaus(アーヘン市庁舎)の歴史

800年にカール大帝がアーヘンに居城を作り始めました。 これは未完成に終わったようですが、その時にこの現在の市庁舎の基礎が作られたようです。 この市庁舎から広場を挟んだ正面には かの大聖堂が建っています。

大聖堂を背にして見た市庁舎。 入り口は反対側です。

1350年には神聖ローマ帝国の皇帝ルードヴィヒ4世と市役所の取り決めで 王宮として、また市役所としての2つの機能を持った建物として完成します。

帝国自由都市であったアーヘンの行政の場、そして戴冠式の際のセレモニーの会場となったFestsaal(フェストザール)の両方を備えていました。

その後、火災や戦争による爆弾の被害を受けますが 1979年に現在の市庁舎に落ち着いたようです。

市庁舎内見学

この市庁舎は 居城として計画されたのが始まりだけに、とても素晴らしい建物です。 外見だけでも見応えがありますが 内部も見学できます。

入り口は市庁舎の北側にあります。

戴冠式広間(Krönungssaal)

1531年までこの広間で戴冠式が行われていました。

この広間の壁にはフレスコ画が描かれています。

作者はアーヘン生まれのアルフレッド・レーテル(Alfred Rethel1816-1859)。 8枚描かれる予定だったのが完成したのは4枚だとか。

他にも現在は結婚式が行われることもある「白の間」(Weißer Saal)

赤の間(Roter Saal)

市議会の会議室として使われている「Ratssaal」(議会の間)

これらの部屋などを見学することができます。

この議会の間では、カロリング王朝のフィルムを上映していることもあるそう。

さて、この一見に値する「市庁舎」ですが

市庁舎内部見学のインフォメーション

開館は毎日10:00-18:00    時々全ての部屋(ganzes Haus)、または「戴冠式広間」(Krönungssaal)が見学不可になっている日があります。(この情報はこちらから・ドイツ語です)

入場料: 6ユーロ、学生など割引3ユーロ。 21歳以下無料
ガイド付きのツアーもドイツ語のみあります。 11ユーロ。 所要時間1時間

住所:Markt  52062Aachen  (行けばすぐにわかります!)

市庁舎内部見学のあとはPrintenでおなじみのカフェで休憩するのもいいかも。

1858年創業の「Nobis」が有名です。お店は市内のあちこちに!

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