ドイツでは多くの野鳥を見ることができます。
庭やベランダに野鳥用の餌を置いている人は多いです。我が家でも庭にMeisenknödel(マイゼンクネーデル)と呼ばれるスズメくらいの大きさの野鳥用の餌を吊るしています。
そんなドイツでよく見られる野鳥を、ここはドイツ語講座のサイトでもあるので、ドイツ語名を紹介します。
まずは少々大きめの鳥から。(体長が30cmくらいの鳥です)
(定冠詞をつけた単数系、複数形。カッコ内は簡単に名詞の性ー男性はm、女性はf、中性はn。複数形の語尾。カタカナは発音です)
Amsel(クロウタドリ)
die Amsel, die Amseln(f, -n) アムゼル
日本語では黒歌鳥、クロウタドリといわれています。
鳴き声がとても綺麗で、歌を歌っているように声に高低をつけて鳴きます。
クチバシが黄色いのがチャーミング!
Buntspecht(アカゲラ)
der Buntspecht, die Buntspechte (m, -e)ブントシュペヒト
アカゲラと呼ばれる、キツツキの仲間です。
Dohle(ニシコクマルガラス)
die Dohle, die Dohlen (f, -n)ドーレ
カラスの仲間です。頭がちょっとグレーっぽい、小柄なカラス。畑などで多くのこのカラスを見ることがあります。
ちなみに、カラスはドイツ語で
- der Rabe, die Raben (m, -n/-n)ラーべ =大型のカラス
- die Krähe, die Krähen (f, -n) クレーへ =中型のカラス
です。
der Rabeは男性弱変化名詞なので用法に注意してくださいね。
Elster(カササギ)
die Elster, die Elstern(f, -n)エルスター
こちらもカラスの仲間です。(スズメ目カラス科)
おしゃべりな人や泥棒の意味で使われることもあります。
尾が長くて、白にブルーの羽もあって、綺麗な鳥なのですが。
Eichelhäher(カケス)
der Eichelhäher, die Eichelhäher (m, -)アイヒェルヘーアー
樫などの木の実(Eichel)を食べるので、この名前があるようです。
日本でもこのカケスを「カシドリ」と呼ぶ地域もあるとか。
ブルーに黒のストライプの入った羽がなんとも個性的!
Fasan(キジ)
der Fasan, die Fasane (m, -e)ファザーン
最後に最近よく畑で見かけたキジを。
キジはもともと中欧にはいなかった鳥ですが、中世に黒海、中央アジアのあたりからヨーロッパに持ち込まれ、野生としてよく見かけるようになった鳥です。
野鳥や動物の名前は、興味がなくても、童話や日常生活で結構頻繁に使われます。
特にドイツ人は動物など自然が大好きなのです。なのに(だから?)悪口などでもよく動物に例えられます。
diebische Elster (泥棒かささぎ)とか dumme Kuh(馬鹿・ドイツは雌牛です)とか。
動物にとっては良い迷惑ですよね。。。
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