zur Zeit それとも zurzeit ? 〜「いまのところ」

ドイツ語講座

日本への休暇旅行に出かけたぶらうん1から絵はがきが届いたようです。

受け取ったのはぶらうん2。

ぶらうん2
ぶらうん2

ねえ、shirousagiさん、みてみて、ぶらうん1から絵葉書もらったんんだけど。眠いのかなあ?

shirousagi
shirousagi

わあ、ぶらうん1、元気そうね。日本での休暇を楽しんでいるのね。
で、どうして眠そうなの?

ぶらうん2
ぶらうん2

だって、絵葉書の最初にzz.って書いているのよ。
zzzって、寝ているって事でしょ?

shirousagi
shirousagi

確かにね。絵文字でもあるわね。

だけど、ぶらうん1が書いたのはzz.よ。
これはzurzeitっていう言葉を省略したものよ。
絵葉書だから書くスペースを節約したのね!

最近は手紙を書く人は少なくなったかもしれませんが、手紙を書くときは最初に場所と日付を書きます。

2006年3月20日にマンハイムで書かれた手紙
今や受け取る手紙といえば会社からの手紙ばかり。

自宅や会社の住所がマンハイムだと「Mannheim,(den)20.03.2006 と書きますが

旅先で書く時は「ただいまのところ」という意味を込めてzz.またはzurzeitと書いて地名を書くことが多いのです。

自宅はデュッセルドルフなのに旅行中でマンハイムからお手紙を出すとなると
「zz, Mannheim, 20.03.2006」という場合に。

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zurzeit = 今のところ、目下のところ (zz. zzt.)

「Das Geschäft ist zurzeit geschlossen.」(ただいま当店は休業中です)
「Ich bin zurzeit nicht zuhause.」(私は只今自宅いません。)

個人商店などは夏休みをとるためにお店をしばらくお休みする事がありますね。
そんな時、「今の時点は休業中です」伝えたい時など zurzeitという言葉をよく使います。

ところで、副詞であるこの単語、「zu」という前置詞と「Zeit」という名詞が組み合わさったものです。(zu + der = zur)

zur Zeit = その時 (z.Z. z.Zt.)

Zeit は「時、時間」という名詞です。女性名詞で冠詞をつけると「die Zeit」。
これに前置詞の「zu」をつけると zuは3格支配です。dieがderになり

zur Zeit (zu der Zeit)=「その時(には)」という意味になります。

例えば・・・
Zur Zeit Bachs gab es keine Klarinette. (バッハの時代にはクラリネットはありませんでした。) 
Zur Zeit der Tat war ich nicht zu Hause. (それが起こった時、私は家にいませんでした。)

zurzeit と zur Zeit の意味は違いますが、気をつけて!

という訳で

  • zurzeit は 「今のところ」
  • zur Zeit は 「その時(代)に」

と、意味が異なります。
が、つい1996年に「新正書法」が制定されるまでは
「今のところ」という意味では zurzeit でも zur Zeit でもどちらでもよかったのです。

そのため、今でも辞書を見ると「zur Zeit=今のところ」と書いてあったり、
“Zur Zeit bin ich im Urlaub.” と書く人も多いので気をつけて下さいね。

(余談ですが・・1996年のドイツ語新正書法は評判が悪くて 今だに「わざと」旧正書法で書く、なんて人もいます)

省略形は
zurzeit = zz. または zzt.
zur Zeit = z.Z. または z.Zt.    です。

ぶらうん1
ぶらうん1

僕、元気で旅しているよ!
Ich bin zurzeit in Japan. (僕、今日本にいるんだ。)
もうすぐドイツに帰るね!

コメント

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