こんにちは、shirousagiさん、
今日、庭で犬をみたよ!
犬ってドイツ語で「フント」だよね。
スペルは・・・あれ?
Hundだったっけ?Huntだったっけ?
Hallo ぶらうん1!
ドイツ語は書いてある通りの読むけれど、
語尾がDでもTでも同じ発音ね。
こんな時はその単語の複数形を思い出して!
ドイツ語は原則では書かれた通りに発音します。どのように読まれるのかわかっていれば、スペルを正しく綴ることができる単語が多いのですが、困ったことに語尾が
- d
- t
- dt
- tt
の場合は発音が同じです。ドイツ語を母国語とするドイツ人にも発音は同じに聞こえます。
例えば・・・
「私は犬を1匹飼っています」という文章をドイツ語で言うと
「イッヒ ハーベ アイネン フント」です。
この文章が言えれば、大抵スペルも迷わずに書けるのです。
- イッヒ=ich
- ハーベ=habe
- アイネン=einen
- フント=Hund・・・でもHuntと書いてあったとしても「フント」と読めちゃう!
そう、語尾につくDは濁らないのでしたね。語尾以外についているDは濁ることが多いのに。
ドイツ語でなんと言うか(発音は)知っているけれど、書こうと思ったとたん、「あれ?この語尾ってDだった?Tだった?」ということはありませんか?
語尾はt?d?それともdt?tt?
語尾がDかTか判断するには複数形を発音してみる
単語のおしまいにDがついていると、そのDは濁らないのです。単語のおしまいではなく、最初や中程にあるDは濁ります。
濁るDをあえてカタカナ表記すると、続く母音によって「ダ・ヂ・ヅ・デ・ド」です。
濁らないDをあえてカタカナ表記すると・・・「タ・チ・ツ・テ・ト」。実際にはtaからaを外したような発音、「t」です。
例として、日本語にもなっている「ダックスフント」、これをドイツ語で書くと
Dachshund
最初のDは「ダ」ですが、語尾のDは「ト」です。(ダックスフンドではありませんよね!)
単語の語尾にあるDは濁るけれど、語尾ではないDは濁らない!
この原則を利用して、単語の語尾がDなのかTなのか迷った時には「その単語を長くする」です。
え?長くする?
簡単に言えば、「複数形にする」のです。単数形の時に語尾にあるDかTを語尾でなくしてしまうのです。
犬にあたる「Hund」の複数形は「Hunde」です。発音してみると「フンデ」。「デ」です。濁っています!という事は「Hunde」、単数形は「Hund」ですね。
ただ・・・この方法、単語の複数形がわからないと使えません。(後ほど、複数形の練習をしましょう!)
語尾がttの単語は?
では、次に語尾がttの単語です。
- 短い母音の直後にくる場合は大抵「tt」
- 子音の直後は「t」
Ratte(Mausより大きいネズミ)・・・「ラッテ」です。ttの前に短い母音aがありますね。
Rat(助言)・・・これは「ラート」と読みます。tの前は母音ですが、長く伸ばします。
Rest(残り)・・・tの前は子音sです。子音の直後は原則ではtです。
語尾がdtの単語は?
最後に語尾がdtの単語です。
dtはttと同じく、短い母音に続きます。語尾がdtの単語は数少ないので、一つ一つ覚えましょう。
例・・・Stadt(町)、Verwandt(親戚)
語尾がdかtの単語とその複数形
では、語尾がdまたはtの単語とその複数形をいくつかあげます。
複数として使う事があまりない単語もありますが、覚えておいて損はありませんよ!
das Bad | die Bäder | 入浴 |
der Held | die Helden | 英雄 |
der Monat | die Monate | (暦の)月 |
das Geld | die Gelder | お金 |
das Gerät | die Geräte | 道具 |
der Schild | die Schilder | プレート |
das Diktat | die Diktate | 口述 |
das Lied | die Lieder | 歌 |
der Freund | die Freunde | 友人 |
der Wald | die Wälder | 森 |
das Zelt | die Zelte | テント |
seidとseit!
最後にseidとseitです!
この2つの単語はどちらも存在します。意味が全く違うので書く時には注意して下さいね!
seid(ザイト)—sein動詞で主語が「ihr」(2人称、親称複数)の現在人称変化形ですね。
- Ihr seid Studenten. (君たちは学生です)
seit(ザイト)—「〜以来」という意味の前置詞です。
- Seit gestern habe ich Fieber.(昨日から私は熱があります)
実は私もPCでドイツ語の文章を書いている時、seidとseitを間違えそうになることがあります。他の単語でも「あれ?これってdだったっけ?」と迷う事もあるのです。
毎日ドイツ語を話していても、書く事を疎かにするとスペルをうっかり間違えた!なんて事は日常茶飯事です。ましてやdとtのように発音が同じとなると。
ところで、この記事を書こうと思ったきっかけはなんと、ドイツの「フェイクニュース」サイトのこの記事からです。(この記事、何度も言いますが、フェイクですよ!)
へ〜〜ドイツ人でもseidとseitには困っているんだな〜と思いつつ。
seid とseit, 両方ともseidtになれば・・確かに正書法のミスは減りますけれどね。
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